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切符払戻は台風運休決定後のほうがよさそうです

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 あおがしま丸の運行を予想する気象予報士ではありませんし、みどりの窓口の駅員でもありません。
 コメント欄に質問をお寄せいただくことは嬉しいですが、私はそのような関係者ではありませんので、答えていいかどうか迷いもありますが・・・気象庁の出した予想図を見ながら、この日は船が動くかどうか予想しているだけですし、市販されている「切符のルール」の本を読んだりしていますので、100%正確だとは言い切れません。

 台風による運休が決まる前と、運休決定後の切符取扱いは大きく異なります。

 1.運休決定前の取扱い

 運休決定前だと、「お客様のご都合による払戻」になり、指定席特急券は2日前までなら330円、出発前日から出発時刻までは30%の手数料がかかります。
 運休発表前に旅行を変更したい場合は、「乗変」扱いになります。1回に限って同じ種類のきっぷに手数料なしで変更できます。この場合、不足があればお支払いいただき、余りがあるときはお返しします。2回目以降の変更は、いったん、払い戻して、買い直しになります。

 
 2.運休決定後の取扱い

 運休決定後なら、無条件で満額返金になります。
 寝台特急が運休になり、翌日の新幹線への振替はできるかというご質問ですが、寝台特急は1日1本しかなく、救済措置として新幹線への振替はできません。
 運休する特急指定席、寝台券は満額で返金になりますので、翌日の新幹線へ改めてお買い求めになります。
 運休決定後、旅行を中止される場合は、乗車券や特急券などは満額払戻。旅行方法を変更する場合は、「乗変」扱いなしで、新規購入する形になります。

 指定席券を購入しておき、運休が決まったら1年間は「払戻」はできます。クレジットカードで買われたもので、JR他社では払戻ができない場合は、券面に運休の証明をもらっておき、購入したJR会社の窓口で1年以内なら払戻を受けることはできます。

 2013(平成25)年4月から、クレジットカードで買われても、JR他社間で調整できるような制度が導入されましたが、「ここで証明をしますので、購入されたところの窓口で払戻を受けてください」と積極的に案内はしていないようです。
 例えば、JR北海道の駅で購入し、九州の自宅へ帰ったとします。運休が決まったときに最寄りの駅で運休証明をもらっておき、1年以内に北海道で払い戻すなんて、遠くて無駄な労力を強いられてしまいます。JR北海道で決済し、カード会社からJR北海道に売上金が入ってきます。九州で払戻となると、北海道の売上金を九州に返金するといった、ややこしい調整が必要になるからでしょうか。原則としては、それも可能になっているはずなので、そのような場面に遭遇した場合は「JR他社間で調整できるような制度が導入されたはずなんですが・・・」と粘ってみる必要はありそうです。

 
 

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