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ついに・・・母もスマホデビュー

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 2016年4月9日(土曜日)。国王様から母へ御下賜品。私が買った、というわけではなく、国王様が買ってくれた、ということになります。
 母は2006(平成18)年に購入した、ガラケーの高齢者向け「らくらくフォン」愛用者。10年前の携帯電話なんて、今のスペックに比べると、非常に劣っているし、バッテリーの持ちが悪くなり、パックの交換も3回目。本体は壊れていなくても、適合するメーカー純正のバッテリーパックなんて現在は製造されていないし、入手困難。思い切って、スマートフォンにしましょうという話になり、格安スマホ、フリーテルにしました。屋内はWi-Fi、外出先はドコモの回線を使っているので、ドコモのスマホと同じように使えるのは確かです。音声+データ、データ専用のプランをそれぞれ選べ、青ヶ島や小笠原の母島、与那国島でも全国どこでも使えます!!外国に行ってしまうと、現地の公衆Wi-Fiに接続できれば、国内にいると同じようにインターネットに接続し、自由自在に使えます。

 スマホのメールはもちろん、便利なアイテムだけど、さらに便利さを追求しているのは、無料アプリの無料通話&LINE。無料とうたっているのは、Wi-Fiに接続できていれば、長電話(ビデオカメラによるチャットも)無料。携帯電話の基地局から発する電波を利用しての通話は、パケット代がかかります。
 JR東日本のモバイルスイカ会員なので、LINEの着替えせもスイカのペンギン仕様。JR北海道のキタカはエゾモモンガ、JR西日本のイコカはカモノハシ、JR九州のスゴカはカエルくんだけど、そういったものの開発は無し。JR東日本は何でもナンバーワン、優位に立っています。JR東海のトイカは目ぼしいものもなく超マイナーに分類。JR四国はJR西日本のイコカに追随。

 相手もLINEを持っていれば、リアルタイムで文字チャット可能。電話したければ、音声通話可能。お互いに顔を見ながら手話で会話ができるテレビ電話機能付き。ただし、インターネットのWi-Fiに接続していれば、何時間通話しても無料~。携帯電話の電波を使うと課金。

 LINEの相手は、お互いに顔や名前も知っている人限定。「お友達を自動追加する」の設定はしていないので、見知らぬ人からリクエストが来るということはありません。

 郵便局のLINEサービスもものすごく便利。

 今のところ可能なサービスは「荷物の追跡」と「再配達の受付」の2種類。ポストに投函された不在票を見て、配達局に電話またはパソコンを開いて、ネットで配達依頼するなど少し煩わしい面もありましたが、これからLINEで簡単に再配達依頼。

 送った荷物は今どこにある?と手軽に調べられそうです。

 時代は20年前にさかのぼります・・・

 1994(平成6)年以前のろう者の通信手段は、もっぱらFAXのみ。紙にメッセージを書いて、FAX機器に差し込み。相手先の電話番号をダイヤルして、「送信」ボタンを押す。相手につながったら、ガタガタガタガタ・・・・で紙排出。電話回線を通して、遠く離れた相手先のFAXも、同じようにガタガタガタガタ・・・と紙が出てきます。ファックスの紙を見て、返事をしたため、同じようにガタガタガタガタ・・・・。

 1994(平成6)年か1995(平成7)年あたりに、国道16号線の内側のみ、「メサージュ」というリアルタイムで文字のやり取りが可能になるサービス開始。メサージュという専用の機器を購入し、相手も同じ機種を持っていれば、メッセージの文字を打ち込んで「送信」ボタンを押すと、同時に向こうの機種も文字が出る。ファックスだとお互いに家にいなければやりとりできませんでしたが、メサージュは、勤務先や外出先でも、文字でのやりとりができるので、当時にとっては斬新なアイテムでした。首都圏の国道16号線の内側のみ、地域的に限られたサービスでした。

 メサージュは「テレターミナル」という会社がやっていました。1ケ月の通信料2万ですかい!??今の時代、どんなに使い放題でも一定の定額なので、考えられない。信じられないっ!!
 その頃の携帯電話各社は音声専用仕様だったのに、文字によるメール機能も付加するようになり、メサージュからメールが使える携帯電話に乗り換える、ろう者が急増し、テレターミナルは携帯電話会社に買収されたようです??
 1997(平成9)年、メサージュから乗り換えた機種は、東京デジタルホン(現ソフトバンク)のDP-211。とても重たくて、画面もモノクロトーン。スカイウォーカーという機能を使えば、メールでやりとり可能。瞬時に返事が来たときは、「あれれ?便利だなあ」と感動してしまったのは昨日のように思い出します。
 2000(平成12)年頃??ドコモも、アイモードサービス開始。その頃の青ヶ島はドコモが独壇場。東京デジタルホン改めJ-PHONEも、DDIセルラーも、圏外。J-PHONEを持って青ヶ島を旅しても、虚しくも「圏外」表示。立て続けに翌年も青ヶ島。今度はドコモのmovaを持参。村役場周辺だとアンテナがバリバリ3!!ノートパソコンにつなぎ、インターネットできるか検証。ちゃんとつながりました!!しかし・・・あとになって、莫大な通信料の請求書が・・・movaでインターネットを使うと、30秒で20円?30円?。島にいる間、インターネットをするだけでも目玉が飛び出すほど高いっ!!今の時代・・・青ヶ島の民宿は、観光客、ビジネス客のニーズに応じているのか、Wi-Fi完備。どの民宿でも、使えます!!日本一秘境なところでも、インターネットとは20年前では考えられない話。小笠原村も、昔は衛星回線を介しての通信でしたが、現在は海底ケーブルに切り替えているので、小笠原村も高速インターネット。Wi-Fiを設置する宿泊施設も増えているようです。
 2016(平成28)年・・・Wi-Fiさえあれば、テレビ電話も無料~!!音声による長電話も無料~!!一定の料金さえ払えば、通信代に気にしない時代になりました。大昔の必須品だった、ファックスの利用頻度も急減。今もファックス機を置いている理由は、契約している浄化槽の業者からの定期メンテナンスのお知らせ用。その業者は聞こえる人に電話で連絡して、聞こえない人はファックスを使うらしいだけど、メールに切り替えてもいいんじゃないの!?と思ってしまいますが、仕方がないです・・・。

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