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Channel: 東京アイランド
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奥多摩なのに洒落たイタリアン

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 ここはもともと国民宿舎はとのす荘。昔からその存在は知っていて、ネットの評判は「とてもよかった」という声の投書もあまりなく、予約するのに躊躇してしまいましたが、現在は指定管理者の施設に変わっていますので、公営時代にはなかった様々な工夫が取り入れています。
 今日は平日なのに、レストラン内の座席はほとんど席が埋まっていました。私が予約した時は空いていましたが、あとから次々と予約が入り、瞬く間に満室に達したようです。客層は・・やはり年配者が多いです。

 まず、運ばれてきたお料理。アミューズ、あべ鶏もも肉のローズマリーの香り、狩人風。テーブルに置かれてあったメニューをさっと隠しましたが、もう父にはバレバレ。父は幼い頃に、鶏をつぶすシーンを見てからはトラウマになり、絶対に口にしない。可愛がっていたニワトリだというのに、ある日、鶏肉にするために生きたまま処刑・・・とはかなりショックを受けてしまうのは仕方がないです。子供の心は傷つきやすいので、そのような場面は見ないほうがよかったかも知れません。

 次に運ばれてきたのは、アンティパスト。イタリア語は全然わかりませんが・・・。イタリア産生ハムとスモークチーズの取り合わせ タコとウドの赤ワインマリネ、タイム風味 チキンロールススモーク、ふきのとうソース サーモンと青菜のテリーヌ、牧野さん家の奥多摩ヤマメの燻製。
 目が泳ぐような長すぎるお品書き。上品なお味でした。

 ズッパ。アサリのトマト入りクリーミーなスープソース 黒トリュフとリコッタチーズのラビオリとともに。一緒に、焼きたてのパンが運ばれてきました。桐生酵母パン全粒粉・大豆ファインが原料。焼きたてパンをスープにつけて頂くと美味しさ倍増!!

 今度はセコンド・ピアット。ズッパといい、セコンド・ピアットとはイタリア語だと思いますが、日本語訳も付ければいいのに~!!
 牛肉のオレガノ風味焼きフィンギポルチーニソースに春の温野菜、奥多摩産山葵オイルを添えて。

 最後にドルチェ。ドルチェはイタリア語でデザートを意味するかも??カスタードバニラケーキ、パンナコッタ、林檎アイスをフルーツとともに。コーヒー、紅茶またはハーブティー。
 量は多すぎるでもなく、少なすぎるでもなく、ちょうどよい。どれも美味しかったです。去年9月、カシオペアの食堂車、フランス料理の予約がなかなか取れなくて悔しい思いを今回のイタリア料理で挽回!?(笑)

 はとのす荘なので、「はと」をあしらったものです。東京都檜原村は純和風の山菜料理盛りだくさん、ここでも同じ都内の山奥とは思えないほど洒落たイタリアン料理でした。檜原村も奥多摩町も季節ごとに料理の内容を変えるみたいなので、今度は違う季節に訪ねてみたくなります。!(^^)!

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