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年賀状や小型シートは隠し絵だらけ!?

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 2001(平成13)年、小泉純一郎首相が郵便局も国鉄と同じく民営化にすべきだと提案し、郵政事業庁発足。2003(平成15)年から民営化に移行するための準備期間として、郵政公社発足。2007(平成19)年10月1日から民営化。日本郵政、郵便事業(赤)、郵便局(オレンジ)、ゆうちょ銀行(緑)、かんぽ生命保険(青)の5社。赤の郵便事業は郵便物の集配や配達を行うもので、〇〇支店。オレンジは主に郵便局の窓口。消印も年号のところに_(アンダーバー)が付いていればオレンジの郵便局、そうでないところは支店。あれから5年後、組織の見直しとして、郵便事業は郵便局を合併し、オレンジは廃止し、年号のアンダーバーも廃止。以前までは、時間外のゆうゆう窓口に出せば、アンダーバー無し、時間内の郵便局カウンターに出せば、アンダーバー付き。
 郵政省や郵政公社は遊び心で切手を作るなんて、とんでもない話ですが、今はもう民営化になって11年目。

 ぱっと見ても、変哲もないデザインですが・・・・

 拡大してみたら、ワンコの肩に去年のニワトリさんがいますね。

 ここでも、来年の主役になるイノシシさんもスタンバイ。2018年の主役はワンコだけど、去年と来年の主役もひっそりと表現。

 年賀状の交換をして、当たるのは毎年毎年・・・三等の切手小型シート。二等のふるさと小包は・・・3260番。当たった~!!と思ったら、4260。残念。一等の現金10万円やセレクトギフトは今まで全然当たったこと無し。それにしても、郵政省時代の賞品は1等から5等もあって、5等は切手小型シート、4等はふるさと切手小型シート(平成2年から平成5年まで)。当たったのは平成5年のが手元にあって、永年保存。1993年なので、計算してみたら、早くも25年前。その頃は1等海外旅行や、大型のテレビ、パソコンなども含まれていたような記憶があります。今の時代になっても、海外旅行、最新型のテレビや、パソコンが当たっても、「海外旅行は自分の好きな国に行けたらいい、テレビやパソコンは持っているので、そんなものはいらん!」とありがた迷惑になってしまう。現金10万円や12万円相当の自分のライフスタイルに合わせた好きな商品を選べるセレクトギフトになっているのは時代の流れになっています。
 すっかり話をそらしてしまいましたが、3等の賞品が当たっても嬉しい~!!デザインをよく見たら・・・・
 切手の目打ちに、郵便局の遊び心なのか、犬が喜びそうな骨マーク付き。うーん、漫画では犬が骨を口に咥えるシーンをよく見かけますが・・テレビのCMに出ているお父さん犬って、骨をかじる様子を放映されたことがない。もともとは人間だからでしょうか。
 もう1つ気づいたところ。

 平成29年のお年玉小型シートをもらえた方は記憶にあるかも知れませんが・・・ワンコの部屋にある額縁。去年の小型シートのデザインになったニワトリさんのデザインになっています。
 最近の郵便局は今年だけではなく、去年、来年のつながりを考えたデザインを考案するようになりました。

 52円のお年玉ぐし番号付きの年賀切手。私から差し出す年賀状は、干支にふさわしい駅名と、縁起のよさような駅名の組み合わせで発券したマルス券も載せるので、宛先面の2分の1まで印刷する。宛先を書くスペースを確保するため私製のはがきに年賀切手。平成30年の意匠は江戸趣味小玩具の「笊(ざる)かぶり犬」。笑の漢字も「竹」の字が付いて、その下に「犬」。笑う門には福来たる ということわざもあるので、これも縁起物。

 1958年といえば、ちょうど還暦。笊はかぶっていませんが、平成30年と同じ「犬張り子」。

 これも・・・・年賀切手に使えそう。もう年賀状シーズンは過ぎてしまったので、出番は12年後!?いや、年賀切手はひとまわり昔のものを使うなんて失礼にあたるので、その年に発売されたものを使うのがエチケット。

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