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【回想】九州旅客鉄道会社線全線グリーン豪遊券

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 大昔は目玉が飛び出すほど何度も乗り放題きっぷを各社で発売していました。東日本会社全線の新幹線、特急、普通列車の自由席2日間乗り放題、ウィークエンドフリーきっぷ 16000円。
 券面の入鋏スタンパーを見ていると、当時の東北新幹線は盛岡まで。青森まで在来線特急、五所川原。津軽鉄道でストーブ列車を味わって、「大館駅」の小印が付いているので、駅前の宿で秋田きりたんぽを食べたような記憶が・・・。2日目は秋田新幹線で盛岡、米沢駅のスタンパーも入っているので、山形新幹線も乗ったのか!?その後、直江津運輸区の検札印も入っているので、上越新幹線にも乗っている。


 同じ日に長野。上越新幹線に乗って、どうやって長野にワープ!?と思い出そうとしたら、やっと思い出せました。長岡で下車し、信越本線の特急乗車。直江津まででした。直江津より西はJR西日本。篠ノ井線各駅停車で長野、長野新幹線で帰京。今の新しい時刻表を見ても、北陸新幹線開通に伴い、篠ノ井線が第三セクターの「しなの鉄道」に転換とか、めくちゃくちゃ変わっています。
 あの頃は2日間、新幹線を好きなように乗り放題!!でした。2日で16000円なので、1日8千円。こんな乗り方をしていたら、JRが赤字になるほど充分、もとが取れている。

 似たような商品をJR九州でも発売。

 JR東日本は自社管内の新幹線、特急、好きなように乗り放題!2日で16000円に対抗し、JR九州は全線のグリーン乗り放題!!3日で20900円。
 この恩恵にあずかり、0泊5日の旅を実現。
 
 平成10年9月11日(金)その頃は都心のサラリーマンなので、勤務終了後、私服に着替えて新宿駅へ!!博多行きの夜行高速バスに乗車。
 9月12日(土)翌朝、博多駅。3日でグリーン乗り放題の九州グリーン豪遊券を行使。
  博多11:05発 → 小倉11:48着 ソニック9号グリーン 
   門司港のレトロで散策、観光。わが故郷の九州へ帰ってきた!けど、日本海側の実家には帰らず。
  小倉14:50発 → 別府15:59着 ソニック15号グリーン
   せっかく別府温泉に来たのなら、別府タワーと温泉&グルメ巡り!?(何を食べたのか忘れた)
  別府20:59発 → 博多23:25着 ソニック32号グリーン

  今夜の宿は・・・なんと!!電車の中です。グリーンなので、快適な空間なのは確かなんです。
博多から西鹿児島まで6時間だけど、特急のまま飛ばしてしまうと、5時頃着いてしまう。途中の八代駅で長時間停車して、時間の調整。ドリームつばめ号は、2004年、九州新幹線の部分開業に伴い、廃止になりました。
 9月13日(日)西鹿児島7:05発 → 八代9:14着 つばめ4号 1号車1番A席(運転士真後ろのパノラマ席)
 ドリーつばめ号で来たばかりなのに、熊本方面へ再び逆戻り!?だって、車内をホテル代わりに使って、西鹿児島駅でチェックアウトしたと思えばよい。八代からの記録がなく、あれ!?と思ったら、肥薩線に乗車。吉松で再び鹿児島県入り。温泉に入って、今度は吉都(きっと)線で都城(みやこのじょう)。もう宮崎県に入っています。宮崎駅前のどこかで食事でもしたんでしょうかねぇ??

 今夜の宿は、また車内泊まりの「ドリームにちりん」号。宮崎といえば、母方の兄弟、すなわち、私の「おじ」「おば」が住んでいるけど、なかなか会いに行ける機会は恵まれず。母が若い頃、3、4歳だったころの姉と一緒にキハ80系の国鉄ディーゼル特急で宮崎へ。当時の日豊本線は電化されていないので、「にちりん」でもディーゼル。要所時間7時間の長旅なので、今は亡き祖父がわざわざ小倉駅ホームまで駆けつけ、駅弁を持たせたという、ALWAYS 三丁目の夕日のようなエピソードあり。宮崎を出た直後、本社鉄道事業部・門司車掌区の車掌さんが検札。深夜勤務にシフトし、博多まで7時間も同じ車掌さんが乗務。(今はありません)
 宗太郎(大分県)、市棚(宮崎県)の県境超えは非常に険しい山岳区間。昔は普通列車が何本かあったのに。現在は1日3本に減便されているので、宗太郎駅に行くのに、日本一の秘境駅、小幌駅と同じく達成難易度は難しいでしょう。
 ドリームにちりん号で、宗太郎や市棚とかは通過しているはずだけど、なかなか駅は見つけられず・・・。
 ドリームにちりん号は残念ながら平成23(2011)年で廃止されています。
 9月14日(月)年休申請 
  6時30分に博多に着いて、1時間後の7時30分発 有明1号 で熊本へ。8時57分着。
  熊本 10:29 → 宮地12:59着 SLのあそBOY号乗車 1922年(大正11年)、今から・・・94年前の日立製作所笠戸工場製のSL58654号機けん引。
  宮地 14:01 → 大分15:41着 特急あそ3号
  大分 16:12 → 博多19:09着 ゆふいんの森4号 
  博多到着後、夜行高速バスで東京へ。
 9月15日(火) 祝日。年休1日のみだけで、このような旅のプランが出来上がったなんて、発案者は非常に素晴らしいアイディアだったということになります。しかし、今は夜間の間移動する列車はサンライズ出雲&瀬戸号のみなので、また同じようなプランを作るのは困難になりました。ホテルや旅館を利用せず、ほとんど夜間は移動する車内泊。0泊5日で九州一周旅行ができた時代もありました。

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