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あおがしま便り

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 昨日(2月12日)の画像が届きました!!東京から南へおよそ370キロ、緯度は北緯32度27分。宮崎市も北緯31度54分。しかし、宮崎市と八丈島や青ヶ島の最低気温を比較してみると、青ヶ島のほうが若干高めになっています。池ノ沢あたりだと、地熱で温められているので、2月でもオオタニワタリが自生しているのが見えます。明日葉も1年じゅう収穫できるとか・・・。

 うっすらと八丈島が見えます。1番左に八丈小島。青ヶ島そのものが動いているわけではなく、気象条件により、八丈島が大きく見えたり、小さくなったりするそうです。
 八丈島も、青ヶ島が大きく見える日の次の日は雨になるという言い伝えがあり、八丈町立三原中学校の生徒さんが「青ヶ島の見え方の研究Ⅲ 古来からの島の伝承の真相を探る」という研究テーマで805日(2年半)観測し、194日は青ヶ島が見えた翌日は70%の確率で雨が降った研究成果が出ました。とのことです。気温・気圧・湿度の性質の異なる2つの空気がぶつかり合い、光の屈折率の差が出ることにより、ここから見える青ヶ島の大きさが変わったりするそうです。第59回日本学生科学賞,文部大臣賞を受賞。
 青ヶ島の方々たちも、毎日のように八丈島を見ているわけなので、気象条件により大きさが変わることも気づいているはずだと思います。八丈島が大きく見えた翌日は雨、と覚えておいたほうがよさそう。
 それにしても・・・八丈島は羽田行きの飛行機が1日3便、しかも瞬時(45分)で東京へ行ける。そこからおよそ70キロ隔てており、航海3時間。桟橋が1ケ所しかなく、船が就航するかどうかはその日の海上状況次第。ヘリコプターは片道20分とはいえ、予約もなかなか取りづらい9人乗り。八丈島は簡単に行けるのに、そのとなりの青ヶ島は困難を極めます。青ヶ島で暮らす人々たちは本当にたくましい。

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