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旧白滝駅(その2)

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 (その1の続きです)今年3月で廃駅になるというのに、駅名票は新しく入れ替わっています。昭和22(1947)年開業、今年で69年目。長年の労をねぎらうため、最終の美を飾る目的もあるかも知れません。ボロボロのまま終わらせるのは、この駅に対しての敬意を示していないということになりますし・・・。それにしても、駅名票はJR東日本の様式に酷似。1987(昭和62)年、国鉄解体前にJR各社のコーポレートカラーはどうするかと話し合いが行われたみたいですが・・・JR東日本は緑。もしも、北海道もJR東日本になっても違和感がないように萌黄色。JR四国もいつか西日本になるのに備え、ライトブルー。結局、どちらも経営努力により、他社に頼ることはなくなりました。JR九州は当初から燃える熱意の「赤」。派手なデザインの車両を相次いで導入、九州新幹線開業、超豪華な、ななつ星開発など次々と新しい試みに挑戦しているので、株式も上場になる日も近いそうです。上場になると、本州3社と同じく国からの援助は出なくなります。

 この駅も、今年の3月で見納めに・・・まわりの風景に溶け込んでいるので、私としてはよい駅だというのに、もったいない。

 時刻表。現在もこの駅を利用している、女子高生の始業時間に間に合うように遠軽方面に1本設定。白滝方面に3本は、学校の終業時刻に合わせている。午前中のみの授業なら、14時。6時間目までの授業なら、16時53分。部活などで16時に間に合わないときは20時。3本。
 今年3月、卒業とともにこの駅は廃止に・・・。

 待合室内の電灯。昭和時代によく見かけた笠付き。しかし、よく見たら、電球はLEDになっていました。LEDは消費電力が少なく、交換を要しない長寿命。紫外線を発生しないので、夏場の虫は寄せつかないなど、メリットは多い。

 あれれ?秘境だというのに、4両編成の普通列車が来るときもあるんですかっ!?

 今だったら、必須品。雪かき道具。

 駅ノートもありました!!管理人は「近くの住人」となっていました。過去のノートを雪の中に捨てた方がいます、決して捨てないでください」と訴えかけています。非常識な「鉄」がいるからこそ、私も恥になってしまいます。人の善意に踏みにじるようなことはしないで欲しい。

 なぜか待合室にあった黒板。「待つ身は長いナ」「Sライラック」とか。
 旧白滝の記事はこれで完了。次は、下白滝。

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