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不思議なこともあります

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 2016年1月21日(木曜日)朝日新聞夕刊の記事です。
 東日本大震災からまもなく5年目(2011年3月11日午後2時46分)。阪神大震災も21年目(1995年1月17日午前5時46分)。今まで生きていた中でこの2つの震災はいつまでも忘れられません。
 阪神大震災のときは、当時のメディアは伝達が今よりも遅かった(Windows3.1時代なので、インターネットはあまり普及していない時代、携帯電話があっても、機能は音声のみ。文字による情報もない)職場のテレビで神戸で大変なことが起きているとようやく知ったのは午後あたり。なぎ倒された阪神高速道路や、道路が切断し、転落直前のバスとか、かなり衝撃的な映像だったと今でも記憶しています。
 5年前の東日本大震災のときはすでにインターネットは普及。すぐ情報は入ったが、宮城県で震度7、津波の予想は東北の太平洋側で5~6mの予想(実際は30m~40m)。そのころからテレビは、大地震に関するニュースに切り替え。ヘリコプターから空撮された、津波が海岸から遠く離れた内陸部まで襲う様子、黒い水から逃げ惑う車とかの様子も・・・。
 仙台市の東北学院大学の学生が「被災地の幽霊現象」をテーマに卒論を書いた、という記事を見つけました。
 工藤さんは3年生の1年間、毎週石巻に通い、客待ちの運転手をつかまえては震災後、気になる経験はないかと尋ねた。100人以上に質問したが、多くの人は取り合わなかったり、怒り出したが、それでも7人が不思議な体験を語ってくれた、とのことです。
 震災後の初夏。季節外れのコート姿の女性が石巻駅近くで乗り込み、「南浜まで」と告げた。「あそこはほとんど更地ですが構いませんか」と尋ねると「私は死んだのですか」と震える声で答えた。驚いて後部座席に目を向けると誰も座っていなかった。 
 別の40代運転手。やはり8月なのに厚手のコートを着た20代の男性客。バックミラーを見ると、まっすぐ前を指さしている。繰り返し、行先を聞くと「日和山」とひと言。到着したときは、もう姿はなかった。
 単なる思い込みや「気のせい」ではない。誰かを乗せれば、必ず「実車」もメーターを切り替え、記録が残る。幽霊は無賃乗車扱いになり、運転手が代金を弁償する。出来事を記した日記や「不足金あり」と書かれた運転日報を見せてくれた人もいた。
 証言した運転手は幽霊に畏敬の念を持ち、大切な体験として心にしまっていることも、工藤さんには印象的だったと書かれています。

(ここまでは新聞記事より抜粋)

 見た目はいたって普通の人、季節外れの恰好をしているとタクシーの運転手は見ているので、幽霊は透けて見えるスケルトンで現れるということはなさそうです。
 テレビの恐怖特番とかで幽霊を撮影したというビデオを見させてもらいましたが・・・真っ黒な目だとか、幽霊らしくおぞましい姿とかは、あれは嘘っぽい感じ。見ているだけで背中がぞーっとする効果はありますが・・・。
 手話で話す幽霊は今まで1度も見たこともなく、体験話はあんまり聞かない。ろう者は音声が聞こえるわけではないので、電気を消したり、肩をたたいて、自分の存在を知らせる話はたまに聞きます。長年も連れ添った旦那様がお亡くなりになり、毎日のように手を合わせ拝み続けているのに、なかなか会わしてくれないとぼやく身近な人も知っています。もし、姿を現してくれたら、「あの世の居心地はどうですか?」と手話で聞くつもりだったらしい。
 死者が生きた人に取りつき、代わりに会話ができると言われているイタコの口寄せ。ろう者が亡くなり、再び会ってみたいとイタコに依頼したところ、手話ではなく、口でペラペラしゃべるので、インチキだと怒って帰ったという話はずっと昔に聞いたような。本当に霊が降りてきたのなら、亡くなった方の母語で話してくれたらホンモノだと信じますが・・・(笑)
 霊界の都合もあるので、現世となかなかコミュニケーションは取りづらいなのかもしれません。しかし、キリストの聖書では幽霊の正体は、神のように自由自在に姿を変えられるサタン(悪魔)の仕業。要は、亡くなった人の姿を完璧に真似て出てくるわけなので、見た人は100%信じてしまうわけです。頻繁に出ると、かえって怪しまれてしまう。少しだけ出て、ふっと消えてしまったほうが効果的だとサタンはそのように計算しているかも知れない。

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