温田の次は為栗(してぐり)駅。2015(平成27)年、所さんの学校では教えてくれないというテレビ番組で為栗駅利用者が現れるまで帰れないという過酷なロケがありました。
為栗駅から徒歩1時間半の山道にご自宅があるという、おばあさんに出会え、ご自宅までご案内していただいたという内容だったと思いますが、おぼろげながら記憶が蘇りました。
奥に見える吊り橋を渡らないとこの駅にたどり着けない、秘境駅のひとつ。1951(昭和26)年に中部電力の平岡ダムが出来ると集落は消滅。線路と駅だけが残り、あとはなーにもないところです。
1936(昭和11)年、三信鉄道として開業しているので、待合室もその頃出来ているかも知れない。
次は平岡です。天龍村の中心駅なので、乗務員の休憩も兼ねて5~10分停まることが多い。
天竜峡始発の電車なんだけど、降りて行かれるお客さんのところに出向き、乗車券回収。奥に見える建物は平岡駅ホテル。「みどりの窓口」があったのに、2012(平成24)年から無人駅化。
鴬巣駅。ウグイスの巣と書いて、「うぐす」。山手線の駅名にも「巣鴨」や「鶯谷」。鳥の名前がついている駅は、鳩ノ巣駅の「鳩」、あとは烏山線の「カラス」、山口県の小野田線にも雀田の「スズメ」。大阪の阪和線でも「百舌鳥(もず)」。そういえば、我が家のキジバトちゃまはほぼ毎日エサのおねだりに来るので、「明日もまたおいで」が日課になってしまいました。数日間来ない日もあったので、ちょっと心配していました。
ここでも秘境駅なので、下車客はゼロ。もし、降りる人がいたら、猛ダッシュで駆け寄り、きっぷを回収すると思うんですけど、もし、キセラーだったら運賃の徴収とか手間取るので、頃合いを見て、今のうちに「お客様、どちらまですか?きっぷはお持ちですか」って乗客の顔を覚え、事前回収すればいいんじゃないかな。次は伊那小沢駅です。
↧
為栗駅・平岡駅・鴬巣駅
↧