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Channel: 東京アイランド
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阿波池田駅下車

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 大歩危を出ると、次は小歩危(こぼけ)。残念ながら通過しますが、車窓は風光明媚な風景が続きます。

 2014(平成26)年、2017(平成29)年も多度津から下り。今回は飛行機で高知までワープし、上り。鉄道の「上り」「下り」は東京に向かうなら「上り」、その逆は「下り」。なーにもない漁村の田舎の長門二見に住んでいたころ。改札口真上の「今後の発車は 上り 米子行 〇:〇〇 下り 下関行 〇:〇〇」の札。今はもうすっかり無人駅だけど、昭和の国鉄時代なら有人駅。発車数分前から改札が始まり、硬券に切符切り。列車が到着し、下車客の切符を回収する集札。それが終わると、発車案内の差し替え。伯母と一緒によく汽車で出かけ、「上りや下りって何ですか?」と伯母に質問。「のぼりはね・・・ここから見れば東京に近いのはどの方角?」「長門市や米子方面」「そうそう・・・東京方面なら上り、反対なら下りになるんですよ」伯母は聞こえる人でも弟(父)がろう者なので、コミュニケーション手段はもう身につき、手話は堪能。

 小歩危駅通過~!!

 青春18きっぷのポスターになっている構図。

 険しい山間に鉄路。高知方面の貴重なインフラ路線。

 道路は高松市から高知市に至る国道32号線。JR土讃線とほぼ並行。

 鉄路と道路の鉄橋が交差するなんて珍しいところ。

 あっけなく、阿波池田に着いてしまいました。

 ここで乗務員の交代。車掌さん同士で敬礼し、入れ替え。ここは徳島県内だけど、高知から阿波池田まで高知運転所、阿波池田かから児島まで高松運転所、児島からJR西日本の岡山車掌区。高知発岡山行きの長距離を走行する特急であっても、始発から終点まで同じ運転士や車掌さんがぶっ通しで乗務しているわけではなく、各所属ごとに交替。かつての九州から東京のブルートレインはJR九州の車掌さんが東京まで越境、ぶっ通しで乗務だったけれど、現在の越境乗務する区間は北陸新幹線の長野から上越妙高の59.5キロはJR西日本が越境。長野駅でJR西日本の詰所があって、ここで一括、東と西が交替。
 

 


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