東京の竹芝桟橋で父島に向かう「おがさわら丸」のお見送りは無いに等しいですが、逆に父島から東京行きは出港時刻間近になると、小笠原太鼓のセレモニー。出港後も陸から島の人々たちが「内地へ行っていらっしゃーい」と手を振ったり、青灯台で子ども達が海にダイブしておが丸を見送ります。 さらに、たくさんの船が競うように併走し、船長がもうこの辺でいいでしょうと合図を送ると、船からダイブして海の中から手を振ってくれる風景もかなり盛大。二見湾からはみ出そうなところまで遠くまで追いかけてきた船もありました。東京行きの「おがさわら丸」にたくさんの船が追いかける風景はおそらくここだけなのかも知れません。
こうやって見送られた方はまた小笠原へ帰るぞ!と何度もリピーターが出るのもうなずけます。内地でしばらく過ごして再び父島に着くと「おかえりなさーい」の文化が定着。
本来なら二見湾内の海に投げ落として、桟橋に流れ着くように祈るものだけど、ちゃっかり内地へお持ち帰り。今はすっかりドライフラワーになっているけど、2016年にいただいたものと差し替え。
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小笠原のお見送り
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