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土砂降りのスコールをもたらす雲はもう通り過ぎ、少しずつ晴れてきました。よっしゃ!ランチ!!!と前から決めてあった場所へまっしぐら。
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本物の韓国人が経営する、小笠原唯一の韓国料理店「アリラン」。メニューはほとんど日本語ですが、正真正銘の韓国人おばちゃまが仕切っているところです。日本語の「おばちゃま」は敬い親しむ気持ちを表しているんですけど、韓国語の「アジュンマ」は蔑んだニュアンスになるので、韓国では言わないように注意!正しくは「アジュモニ」(おばさま)。
もうお昼時なんですけど、店内は電気が付かず、真っ暗。外では看板を立てておきながら、中は真っ暗ってことはないんでしょ!?人の気配に気づいた、おばちゃまが部屋の明かりをつけて、どうぞ、こちらへ。エアコンのリモコンもON!!節電しすぎるんだよ、アンタはよ~!!せめて開いているんだったら、明かりくらいは付けておけってば!!
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さすがに韓国人。日本人が経営する韓国料理にキムチでも代金を取るけど、韓国人の経営するお店は無料。実際、韓国の食堂では、メインの料理を頼むと頼んでいないのに自動的にキムチやナムルなどがおまけで付けてくれる。韓国の焼き肉屋でサンチュ(焼き肉の包み菜)を頼んでも、無料。日本だとサンチュ10枚500円っ!!(韓国人から見れば、5000ウォンなので、かなり高い)日本はお通しの小皿でもちゃっかりカネを取るケチンボだけど、韓国はおまけのものはケンチャナヨ~。
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友人が頼んだものは、「プルコギランチ」。どうもメニューの名前が「韓国語と英語ごちゃまぜ」。「プルコギパ」が正しいかも。
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私が頼んだのは「トルソビビンバ」。熱した石焼きにビビンパを乗せたもの。今の季節、あつーい夏だけど、なんで熱い食事を!?と思われたかも知れませんが、韓国では年中熱いものを出すんですよ。
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韓国スープ。サムゲタンのスープっぽい。ごちそうさまでした!!
「ふたつ2千円ですね~」とおばちゃま。韓国人は細かいことを嫌っているので、税込みで1つ千円っ!キムチは無料!としているようです。10月から10%になりましたが、今は少し値上げしているかも知れません。今も据え置きだったら、かなり太っ腹なお店。
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目の前が「おがさわら丸」が入港する二見港。11時に入港し、母島へ乗り継ぐ前のランチはぜひ、ここ!!韓国料理の「アリラン」で腹ごしらえを!!小笠原に来て、本格的な韓国料理とは不思議な気分ですが、ここでもおすすめでーす!!