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今度は那珂湊まで移動します。切符に印字された時刻のとおり、ちょうどランチタイム。
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途中のとのやま駅。国鉄っぽい雰囲気の駅名標が懐かしい。
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ここでも、昭和いや、大正のレトロっぽい雰囲気が漂う駅名標。「歴史と伝統のある駅で開業当時の面影を残した駅」として、「関東の駅百選」に選ばれているので、開業した大正2(1913)年の雰囲気。
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メートルを「米」と表記しているので、もしかしたら、大正時代開業時からそのままなのかも・・・?
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大正から昭和・・・そして平成の20年頃までの暮らしを支えていたフィラメント方式の白熱球。今の時代、低電力のLEDが主流。例えば、60Wの明るさの白熱球をLEDで同じ明るさを再現するなら、後者のほうが10分の1の消費電力になる。つまり、6Wでもすごく明るい。しかし~、うちのジローさんは未だに昭和が根付いていて、LEDでも、「もったいない、もったいない」とまめにスイッチをOFFにする。蛍光灯タイプの照明器具の発売はもう無くなり、すべてがLED。今でも蛍光灯を販売し続けているのは、交換用のみ。
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大正2(1913)年建築なので、もう105年目(訪問時の2018年)。日本一最も古い駅舎はJR東海の・・・武豊線、亀崎駅。この駅名で本当に合っているのか、さっき調べに行ったら、確かにそうでした。1886(明治19)年の建築物なんです。令和になっても、まだまだ明治の建築物が現役。1番雰囲気がよかったと思えるところは、鹿児島県、肥薩線の嘉例川駅。1903(明治36)年建築のもの。
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これも変な経路だけど、浦上まで行って、長与線経由で喜々津、と指定したにも関わらず、新下関駅員さんの誤操作。私はいつもみどりの窓口の駅員さん泣かせの変な経路ばっかり頼むからね・・・。
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窓口で並んでいたお客さんがいなくなったのを見計らい・・・
嘉例川 → 喜々津 経由:肥薩・鹿児島線・熊本・新幹線・新鳥栖・長崎線の切符とともに、浦上まで行って、長与線経由で喜々津まで、とリクエストしたんですけど、なぜか長崎線で止まっているようです。正しい切符なのかどうか調べていただいて、正しければそのまま使います。誤発行でしたら、正しいのに発行替えをお願いします、とメモを差し出し。
私と同じ年齢とおぼしき窓口氏。つまり、オジさん。(オジさんと言ってごめんなさいね・・・)
ここは鹿児島県寄りの熊本県内。いきなり長崎県のJR駅を羅列し、リクエストしても一瞬理解できるはずがない。時刻表の巻頭路線図を見ながら、マルス端末を操作。フリーズしてしまったので、奥から若い子を呼び出し。
メモを読んだだけで瞬時に理解。(喜々津を通って、浦上まで行って、くるりと喜々津に戻るコースです)とオジさんに路線図をなぞりながら説明。「じゃあ、君がやってくれよ」と交替。連続1に指を指しながら、2本指を表現してくれたので、「この乗車券は連続1となっているので、連続2の乗車券も出してください」という意味。この駅員さん、コミュニケーションリテラシーが高いな~と感心。
なるほど、連続1と連続2で1枚の切符とみなされるので、片方だけで発行替えはできない。2枚で1セット。
人吉駅の若い駅員さん、変な経路でもてきぱきと操作し、発行替え。素晴らしい。 (過去のブログより引用)
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これから徒歩で漁港の市場まで向かいます。駅から1キロくらいかな。この日は休日なので、駐車場は満車。入庫待ちのクルマがずらり・・・。あのな・・・ひたちなか海浜鉄道があるんだから、クルマじゃなくてそちらを使えっつーの!!クルマばっかりだと、鉄道の利用者が減少し、廃線に追いやられる懸念もある。特に北海道のローカル線。日本国有鉄道は北海道から九州までどこかで赤字が出ても、黒字の出ている路線から補填。1987(昭和62)年から国鉄が地域ごとの6社に分割されましたが、地域格差を生む原因になる。
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休日なので、かなり賑わっていました。
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これから旅を続ける予定があり、なまものをずーっと持ち歩くわけではないので見るだけ。
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お待ちかねのランチは寿司。市場の近くにあり、水揚げされたばかりのものを寿司のネタにしているので、鮮度は抜群。
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これも美味しくいただきました~!
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これも!!
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食後は那珂湊駅に戻りまして・・・ここでも駅ネコとして有名です。
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在りし日の「おさむ」(2018(平成30)年11月25日)。
長年も駅の利用者に愛されつつ・・・2019(令和元)年6月23日、楽しみにしている駅業務を始める前に天寿を全うし、静かに息を引き取ったとのことです。享年推定17歳。(人間の84歳に相当)