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吉報!2021(令和3)年から電話リレーサービスの公共サービスとして提供

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 先進国の中で電話リレーサービスが遅れているのは日本のみだけでしたが、2013(平成25)年、日本財団がモデル事業として日本で初めての試みとして電話リレーサービスを導入。私がモニターとして登録したのは2014(平成26)年から。
 業務関係で職場の人に頼めば内容も把握しているので、簡単なやりとりだけでも通話先にはもう十分伝わるけれど、プライベートな電話だと伝えたい内容をメモにまとめ依頼。片手はスマホ、もう一方は用紙と筆記道具。「耳の聞こえない○○○○さんから頼まれてお電話をしています。もちろん、○○○○さん本人は目の前にいます。伝えたい内容は・・・・・」メモに無い内容の質問をされたら、片手で相手の話している内容を書いているのを見て、自分もメモに書いて代わりに話してもらう。簡単そうに見えても、職場の人は手話通訳ではないので、かなり大変な作業になる。しかも、旅行の予約などプライベートな内容だと、気軽に頼みにくいこともある。
 電話リレーサービスができてからは、人に頼まず自分から電話をかけられるメリットは非常に大きい。現在はモデル事業のため、緊急通話は受付できないこと、時間は朝8時から夜9時まで、という制約が付くが、2021(令和3)年から総務省の公共サービスとして、緊急通話も含め24時間体制で対応も可能になります。長い歳月をかけての法整備。多くの関係者たちの賜物だと思います。本当にありがとうございます!!
 現在の緊急通報は、110番の警察は都道府県ごとのWeb110番、メール。私のスマホに千葉県警Web110番を登録しているが、他の都道府県で110番したいときは、その土地の警察のホームページを探して・・・が手間になる。
 119番も、各市町村の消防署にあらかじめ、スマホのメールアドレスを申請し、登録してもらう。もちろん千葉県の指令につながり、最寄りの消防署に指示を出すわけですが、これも県内に限られてしまいます。旅先の都道府県で110番や119番を使うことは滅多にないと思いますが、2021(令和3)年から、24時間緊急通話が手話通訳または文字での対応も可能になります。特に緊急通話は命に関わるものなので、この制度は本当にありがたいです。

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