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1907(明治40)年の駅舎

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 辰野金吾氏は鉄道ファンの方ならとても有名なお方です。まず、思い浮かべるのは1914(大正3)年12月20日に開業した、東京駅丸の内側の駅舎。あれから100年目の2014(平成26)年12月20日。東京駅開業100年記念のsuica発売にJR東日本の駅員さんがもみくちゃにされるほど大混乱。丸の内側はJR東日本、反対側の八重洲はJR東海。追加発売として、およそ2年後の2016(平成28)年1月にやっと入手。幻の1枚として永年保存中。ただし、10年間も1度も使わないでいるとチャージした分の1500円は無効になるので、年に1回は改札機にタッチして有効期限を延長させたほうが良さそう。
 この駅舎も、辰野金吾氏が手掛けたもので、1998(平成10)年に国の登録有形文化財に登録。
 南海線の高架開業に伴い、この駅舎を2016(平成28)年1月をもって、供用停止し、仮駅舎建立。
 翌年の2017(平成29)年11月から12月にかけて、建築物をそのままの状態で移動する建築工法の曳家により、30m移設。

 旧駅舎のとなりに現在の駅舎が新しく建てられています。

 1907年といえば、今から112年前。国内で明治時代に建てられた駅舎はおもに肥薩線(JR九州)に集中。嘉例川駅は鹿児島県内で最古、1903(明治36)年建立。もちろん、国の登録有形文化財になっています。
 ちなみに日本一最古の駅舎は、JR東海の武豊線、亀崎駅。1886(明治19)年建立のまま現在に至る。

 古い駅舎の駅事務室跡を「カフェ駅舎」に改造。

 おやつにケーキとコーヒーセットをオーダー。手作りのケーキなので、甘さも控えめになっていました。美味しいです。

 再び電車に乗ります。

 これからどこに行くかって、わずか1駅の「羽衣」駅で南海線高師浜(たかしのはま)線に乗り換え。
 私は今のところ、JR全線完乗を目指しているところ。友人はもう、「平成」が終わらないうちにもうゴール!!
 今度は全国の私鉄線全線完乗を目指しているらしく、このようなプランニングを立てにくい盲腸線でも「乗車済」として記録を残したほうが良さそう。

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