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徳島線は、厳密に言うと佃から佐古まで。便宜をはかるため、運行系統では、阿波池田から徳島までとなっています。乗車券の経由欄は「土讃・徳島線・高徳」になります。
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もうすぐ発車するのに、阿波池田行き。本当にこの特急で間違いはないか?車内の様子を見ると、どなたも乗っておらず、ガラガラ・・・。
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2番線は高知行き、3番線は徳島行き。と確認。この車両に間違いはありません。
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キハ185系は国鉄時代末期、JR四国が困らないように国民の税金で製造できるのは今のうち!老朽化となった181系や183系の置き換え用として導入。
(キハ32やキハ54も、同じく国鉄が遺した形見)
1992(平成4)年、JR九州に四国の185系を譲渡し、九大本線の「ゆふ」(大分-日田)、豊肥本線の「九州横断特急」(大分-阿蘇)の真っ赤な特急として活躍中。
2017(平成29)年7月5日、九州北部集中豪雨により、九大本線の日田-光岡間の鉄橋が流され、特急はやむを得ず、日田止まりですが、今年の7月から鉄橋を付け替えし、復旧予定。
2016(平成28)年4月の熊本地震により、豊肥本膳の肥後大津から阿蘇間は甚大な災害を受けており、復旧のめどは立っていない。
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九州の185系はお洒落に改造していますが、こちらは国鉄時代のまま変わらぬのオリジナル。
JR西日本の列車予約e5489は指定席でも自由席でも同額なので、指定席にしてしまいましたが・・・指定席にするなら1番前の運転席真横の、1番D席がよかったかも。
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民営化1年前の1986(昭和61)年製造。今年は2018年なので、車齢32年目っ!!
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阿波加茂駅。「加茂」の本家は関西本線にあるし、因美線もあったっけ?「美作加茂」。(「美作」の旧国名は岡山県)
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ここでも国鉄様式の駅名が残っていたんですかっ!!
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徳島線で特記すべき駅名は「学」駅。入場券5枚で「合格」につながる受験生にとっては縁起の良い駅名ですが、特急は通過しているので、どんな駅なのか確認できず。となりの駅は「こう」。漢字は「府中」になる。どう読んでも、「ふちゅう」なのに、徳島では「こう」。(パソコンでも変換できます)。廣島県の福塩線に乗っていて、途中の府中で乗り換え。友人が入場券を購入すると「(塩)府中駅」。もう1つ、同じ駅名があったっけ?とスマホで探すも、なかなか出て来なかった。細かく丹念に調べたら「徳島線に、「こう」という駅が府中と全く同じ駅」だということが判明。徳島線の府中は(徳)府中で区別。東京都でも府中市があって、駅は「府中本町」。
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あっという間に徳島駅。隣の駅は「阿波富田」駅。本家の「富田」は三重県内の関西本線。大阪府内の東海道本線も「摂津富田」。ダブってしまうときは旧国名を冠して対応。
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これも懐かしい国鉄のキハ47が留置中。ここはJR四国なので、コーポレートカラーになっています。(元々は朱色の首都圏色)
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キハ47 171。製造されてから171番目。山陰本線末端で活躍しているキハ47の番号を言えますか?と聞かれると、子どもの頃通学に何度も乗っているから、番号は言えると思います。当時、小郡に配属されたもので1番の若番は、22。キリの良い数字は100。キハ47 100が来たら、テストで満点取れますようにと縁起担ぎでわざとその車両に乗車。あれから・・・かなり経ちますが、今も現役中。
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キハ47は2両で1ユニットですが、こちらのキハ40は1両で両運転台が付いているもの。古くてボロいキハ20やキハ23、キハ25ばかりのさなか、ピカピカの製造されたばかりのキハ40が来たときは、座席も真っ青で美しい輝き。新しいにおい!!と興奮していたような記憶がありますが、昭和57年や58年・・・はもう35、36年も昔。山口県の山陰本線では、今でも活躍中。そのため、JR北海道でキハ40に出会えると嬉しくなってしまいます。同じ系列でも、西日本は一重窓。北海道は防寒のため二重窓が特徴になっています。