12月19日シケー執行

　法務省は１９日、千葉県市川市で一家４人を殺害したなどとして、強盗殺人などの罪で死刑が確定した関光彦（てるひこ）死刑囚（４４）＝犯行当時（１９）＝の死刑を執行した。犯行当時未成年の死刑執行は連続射殺事件の永山則夫（のりお）元死刑囚＝平成９年執行、当時（４８）＝以来２０年ぶりとなる。また、群馬県安中市で親子３人を殺害した松井喜代司死刑囚（６９）の死刑も同日執行された。関係者によると、両死刑囚とも再審請求中だった。

　死刑執行は７月以来。第２次安倍政権以降では、計２１人となった。上川陽子法相は１９日の会見で「慎重な検討を踏まえ死刑執行を命令した」と述べた。同日時点の未執行の確定死刑囚は、再審開始決定を受けて釈放されている袴田巌さん（８１）を除き１２２人となった。

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　シケーの施設があるのは全国で７ヶ所。札幌（北海道）、仙台（東北）、東京（関東甲信越）、名古屋（中部）、大阪（近畿四国）、広島（中国）、福岡（九州沖縄）。そのニュースがあるときは、同じ拘置所で２人同時実施することはあまりない。例えば、東京で１人、大阪で１人といった具合。法務大臣が死刑執行命令書にサインしてから５日以内に執行しなければならないので、１９日の５日前といえば１２月１５日の金曜日にサイン。５日以内といえば、月曜日に執行してもよい、ということになっているけど、できれば最大限まで生かしてあげたい。サインしてから５日目に執行というところが多い。同じ施設で２人執行となると、１人目が終わって、吊るされた遺体をロープから外して、２人目の準備に取り掛かるとか携わる職員もかなり大変なのでは・・。
　犯行当時１９歳は、２００１年に死刑確定してから１６年も生かし、もう１人の群馬県の事件は、１９９９年に確定してから１８年。法務大臣は死刑執行命令を判決確定後６ヶ月以内に出さなければならない（刑事訴訟法第４７５条）となっているのに、法務省は「法」を守っていない状況が続いている。
　今までのデータを見ていると、国会閉会中の７・８月と１２月に多い。１２月を過ぎると来年の夏までは命乞いできたと思う死刑囚がほとんどなので、チマチマと少しずつではなく鳩山邦夫氏が法務大臣在任中にえん罪の可能性がある者を除き、２ヶ月間隔で命令が出たと同じようにすべきだと思う。