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JR今泉駅ホームの向かい側は「山形鉄道」の今泉駅。山形鉄道も、もともとは日本国有鉄道の長井線。1980(昭和55)年に輸送の役目を終えた赤字ローカル線をリストラする国鉄再建法成立。特定地方交通線第1次(昭和59年~60年)、第2次(JR民営化直前)、第3次(JR民営化間もなく)のグループに分かれ、一気に廃線。長井線は第3次なので、いったんJR東日本に引き継いで、1988(昭和63)年10月25日に第三セクターの山形鉄道フラワー長井線に継承。
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もともとは同じJR東日本としてスタートしたはずなのに、山形鉄道のホームは1988(昭和63)年に継承した当時のままで、JR東日本の米坂線だけ近代的な設備に変わっている。
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たとえば、これ。駅名票はLEDに変わっているのに、山形鉄道のは蛍光灯のまま。
千葉県市原市の五井駅も昭和30年代でストップしたままの小湊鉄道とJRが同居。1番線、2番線はJRで3番線、4番線は小湊鉄道。JRから小湊に乗りかえると昭和時代にタイムスリップしたかような不思議な雰囲気になる。ここ、今泉駅も同様でしょう・・・。
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次は、犬川駅。来年(2018)年の干支は戌(イヌ)。ずっと昔、犬のデザインが好きだからと、2円切手ばっかり買いあさっていたため、今も多量在庫。今見たら、ソフトバンクのお父さん犬(白い北海道犬)に似ていますが・・・デザインの意匠は、「秋田犬」。左のは昭和28(1953)年8月発行。36年も印刷し続け、消費税3%が導入された平成元(1989)年まで。意匠をそのまま引き継がれ、2のフォント変更やNIPPONの文字入り。1円、2円、3円は1色で濃淡をつけるデザイン。
消費税8%に伴い、平成26(2014)年4月1日からハガキ52円、封筒82円に値上げし、ずっと昔とっておいた2円切手の復活!と思いきや、今はメールやLINEが文字による通信手段が普及しており、手紙を書く機会がめっきり減ってしまいました。
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私が撮ってきた犬川駅はピンボケになっていて失敗。友人のはしっかり撮れていました!
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毎年の年賀状は干支の駅名が付く駅から縁起のよい駅名の組み合わせで発券したものを載せるわけですが・・・候補地のひとつに入れておきましょう。
変な駅から変な駅までお願いします、と「みどりの窓口」の駅員さんに発券させるのは恥ずかしいですけれど・・・JR東日本のえきねっと会員になれば、自宅のパソコンがマルス代わり。変な駅から変な駅までの乗車券を申し込み、機械相手の指定席券発売機(MV機)で発券。要は自分で作れちゃうんです。JR北海道の列車予約もJR東日本の「えきねっと」システムに移行。えきねっとで道内完結の列車だと券面に東日本発行で他社線にまたがるを意味する(2-タ)と印字されるのではなく、自社完結の(1- )と印字されるので、発売手数料を差し引かれることはなくJR北海道の収入になります。