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Channel: 東京アイランド
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小浜線初乗車

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 小浜線は幹線ではなく、地方交通線。地方交通線とは、国鉄時代に利用の見込みが少なく、幹線より運賃を若干高めにしようと全国に仕分けを施したほど。日本の大動脈、東海道本線や山陽本線、鹿児島本線、東北本線・・・そこから枝分かれする路線は沿線の人口が多く利用者が多ければ幹線。少なければ赤字になりそうならば運賃を若干高めにする地方交通線。
 もともと国鉄は山手線や大阪環状線、超赤字路線の北海道、美幸線(100円の収入を得るのに千円以上の出費)も同じく全国統一の運賃。国鉄の赤字が進むつれに、地域格差の運賃体制になり、目的地まで計算するのに地方交通線の換算キロとかも加算して・・・JR島国(北海道・四国・九州)の特別加算運賃。本当にややこしくて、手作業では計算できない!と思ったら、みどりの窓口に置かれてあるマルス端末と同じように瞬時に運賃を計算してくれる「マルス for Windows」のお陰で、自分でそのソフトを使って営業キロは何キロなのか、運賃はいくらなのか調べられるようになりました。「マルス for Windows」の開発者さんのプログラミングはすごい。今まで手作業で計算して、実際にみどりの窓口で発券する金額を見て、私の計算通りで経由は間違いないとそうしていました。
 小浜線は地方交通線なので、7時43分の次は、2時間後の10時44分。私はのんびり屋なので、朝はのーんびり寝過ごして。10時44分のに乗って・・・鶴舞線-山陰線-福知山線-東海-大阪環状線で新デビュー!321系で大阪環状線1周-新大阪-東京 だとしたら、帰宅時間帯はかなり遅い。7時43分発のに乗るしかない!!最近のスマホはバイブ式アラーム機能が備え付けてあるので、旅先で目覚ましをセットするのにスマホ。便利な時代になりました。
 6時30分スマホがバイブレーションでアラーム。湯船にお湯をためて、朝風呂。ホテルの朝食バイキング。7時30分、駅へ。

 敦賀駅の歴史は今の東京駅開業(1914(大正3)年)よりとっても古く、1882(明治15)年開業。

 駅構内は開業から135年目とは思えないほど、21世紀らしい装い。

 小浜線は1番乗り場。「【区】東京都区内 → 【区】東京都区内 経由:新幹線・金沢・北陸・小浜線・舞鶴・山陰・福知・東海・新大阪・新幹線」のマルス券を改札口の係員に差し出し。かなり変な経路に一瞬固まり、目を細めながら経由欄を確認。「小浜線ですね、1番です!!」。もし、それが自動改札機だったら、スッと吸い込まれ、ピッと吐き出される。自動改札機のない駅は駅員さんとのコミュニケーションもできる。

 少し前なら、小浜線は国鉄型の懐かしいディーゼル。時代の流れなのか、今はもう電化されてしまいました。2003(平成15)年からなので、13年前から電車で運行。
 小浜線って、幹線ではなく「地方交通線」のくせに電化なんて??その推測はあとで書きます。今日は平日で7時43分発。2両編成のワンマン電車は、高校生でたくさん。通勤客もたくさん。小浜線って絶対に座れるとタカをくくったのに、発車7分前に乗り込むと、もうすでにつり革につかまる立席客もいるほど満席。
 チッ!と舌打ちして、私もつり革につかまりながら、電車は定刻とおり7時43分発車。腕時計は電波時計。ワンマンなので、運転士さんがホームに人がいないか確認してドア閉め。7時42分57秒、58秒、59秒。よし!指差し呼称。ドア閉めのボタン押下。電波時計のとおり電車は動き出した。ニッポンの鉄道は1秒も狂いがなく正確。現業の鉄道業界にお勤めの方は1秒でもシビアなのかも知れない。本当にお疲れ様です。 

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