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Channel: 東京アイランド
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よくできている・・・

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 今年の1月あたりから郵便局のコマーシャルがテレビで放映中。
 荒川さんが郵便局員の窪田さんに昔の古めかしい通帳を1冊差し出します。「人生初の通帳です」

 荒川さんと同じくらいの年齢でゆうちょ銀行の取扱店を収集している(私はやっていませんが・・・)方から見れば、おおー!懐かしいものよく持っていたな~とピンときたかも知れません。

 通帳を開いて、シンキ 5,123の数字。「最初の入金額が5123円・・・」と指でなぞりながらつぶやき。
 荒川さん 満面の笑みで「生まれたときの体重で、母がつくってくれたんです」
 窪田さん 少し驚いた表情で「へー・・・でかくないですか?」
 気まずい雰囲気が出ているのに察した、若い女性の局員さんが「私もそれ、やりたいなあ、いつか」でたたみかける。
 荒川さん 「返してください!!」
 
 ということは、荒井さんの誕生日は昭和56年4月22日。取扱局番号は7から始まっているので九州のどこか。新規のときは、貯金主務者印もついているし、ぽっちゃりな体型だから、5123グラムで出生は本当の話なのかも知れないとすっかり信じてしまった。調べてみたら・・・「75」から始まる県はどこも存在せず、コマーシャルの小道具であることが判明。したがって、誕生日はウソでした。でも、出身地は佐賀県なので、この通帳を見て「九州」だということはすぐわかってしまいましたが、どうせホンモノに近づけようと「77」からはじまり、現存しない番号で作ればよかったんじゃない??(笑)小道具用の通帳とはいえ、1981年のカレンダーと照らし合わせてみると、日付はちゃんと窓口が開いている平日になっています。

 今はなめらかなフォントの数字だけど、昭和時代だとこのようなドット式で刻印。大昔の通帳はもう捨ててしまい、手元にはもうないんですが・・・ドットから現在のなめらかなフォント、新旧混在で稼働していたのは昭和の終わり頃から平成3(1991)年頃かな。平成4年から機器の更新に伴い、ドット式数字は見かけなくなりました。(資料などでちゃんと調べて、正確に書くべきだと思いますが・・・)

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