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Channel: 東京アイランド
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保存車両 国電103系

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 「国電」は30年前に消滅し、もはや死語になっています。何もない山口県の小さな漁村で暮らしていたころは「国電」なんて無縁な土地だというのに、東京での生活にあこがれ、山手線や京浜東北線、中央線、総武線も含め、通勤型103系を一括りに表現すると「国電」という言葉はどこから仕入れたのか、小学生頃はもうすでに知っていた。やがて、国鉄が6社に分割し、JR東日本の「EAST」の「E(イー)電」に継承したというのに、国電はなじみ深かったのに、「E電」はあまり普及せず。JRになってから3年後あたりに改札口などで案内表示から「E電」は消滅、「JR線」が定着。昭和から長年も「国電」の名称で親しまれていた電車は・・・

 この電車です。通勤型向けとして、ロングシート、10両編成で1ユニット。
 その頃何もない田舎から初めて上京し、田舎ではDD51ディーゼル機関車のけん引するオハ50系客車や、ディーゼルカーのキハ23やキハ20(もう古すぎてしまい、今はもうとっくに廃車)が単線で走るのに対し、首都圏の電車は山手線ならウグイス色、京浜東北線はスカイブルー、中央線はオレンジ、総武線はイエロー。東海道線も湘南色の113系。新幹線0系、東海道113系、スカイブルーとウズイスの103系がどちらか先に着くか競争するように並走(東京から品川間)。田舎とは違い、圧倒的な風景だと記憶しています。

 昭和39年のクハ103 1はついこの間まで大阪環状線ではバリバリ現役でした。新型電車の323系デビューにより、古すぎる103系は淘汰し、京都の鉄道博物館に展示。
 左側の「お知らせ」のオレンジ部分は不正乗車を発覚すれば、3倍徴収します!!の告知。打ち抜き的に検札隊員のオレンジ色の腕章をした「機動改札」はまるで乗客に疑いをかけ、検査する軍隊じゃないですかね?と心証を悪くするため、オレンジ色の「機動改札」は廃止。その代わり、告知はオレンジ色で目立っています。
 まだまだ続きはあります。今日はこの辺で・・・。

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