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天空の駅、餘部駅ホームからジグザグ道で下へ降りるようになっていました。ジグザグ道といえば・・・青ヶ島の都道236号線。1番すごいところは空中ベンチのある都道上手というところ。ずっと昔・・・どういう状況なのかわからないまま、あの道を無理やりクルマで突入(今考えてみるとアホなことをしでかしたな)。緩やかなS字ではなく、かなりV字に近い。どうみてもハンドルを切っても切っても曲がり切れるわけではないです。もし、やっとの思いで空中ベンチのところまでクルマで上がったとしても、Uターンできる場所がないですよ。もともと都道上手は最短距離で集落までつながっていましたが、途中で崩落があり、道がなくなっています。大千代港行きは、行き止まりになっている場所で小回りの利く軽自動車ならUターンできるスペースあり。
V字にさしかかったところでこれ以上無理にして進むと危険だなと思って、バックしてもとのところに戻して、徒歩で上がったのが正解です。「クルマ進入禁止」の標識があれば・・・。餘部駅のジグザグ道だというのに、どういうわけなのかアオガシマ!?(笑)
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下から見た、壮観な旧鉄橋。現在は空中公園になっているため、転落防止のネットをあとから取り付けたもの。現役時代はそんなものはなかった。汽車やディーゼル機関車はあらかじめ敷かれてある線路以外を踏み外すはずがない。運転士さんも運転台のハンドル「力行(リキコウ)」でスピードをコントロール。道路だと、ハンドルとアクセス操作を誤ってしまうと事故ってしまいますが、鉄路の場合は違う方向に進むことはまずない。
台風が温帯低気圧に変わり、大雨をもたらす雨雲が山陰地方に接近という予報だというのに見事に晴れてくれました!!(2016年9月5日の話です・・・)
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新しく付け替えた鉄橋の真下に「道の駅あまるべ」があります。鉄道、クルマ両方でもアクセスしやすい。
鉄道利用者でも楽に下へ降りられるように、高さ41mのエレベーター設置工事が2016年10月3日開始。今年9月の完成を目指しているとのこと。費用は香美町役場負担。何もない秘境駅だというのにエレベーターとは!!
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明治遺産を永年保存するため定期的な塗装は欠かせません。2012(平成24)年施工が最後。
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明治45(1912)年完成を示す、プレートはありませんでしたが・・・土木遺産票はありました。
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天の駅開設記念 平成25(2013)年5月。その4年後の9月(2017)年には、なんとエレベーター設置!!1日の利用客50名前後の小さな駅だというのに~!!
このあたりでは餘部を「余部」の字を使っているみたいですが・・・姫路市内にある姫新線の余部(よべ)駅あり。混同を避けるため、ここでは旧字体の「餘部」になっています。