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Channel: 東京アイランド
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母島からずーっとベタ凪ぎ

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<<2017年3月31日まで あと134日(キロ)>>

 旧ははじま丸の2等席は座席しかありませんでしたが、今の新しい船は座席と横になれるカーペットの部屋があります。お手洗いも車いすの方が安心してご利用になれるようにバリアフリーに対応されているものも設置されており、ハンディキャップルーム、冷蔵庫、自動販売機、授乳室、喫煙ブースもあります。今の新しい「あおがしま丸」とほぼ同じ大きさですが・・・あおがしま丸はコンテナを多く積められるような貨物船を兼ねているため、客室はカーペットの部屋だけで定員は50名。2013年に製造された新しい船なので、もちろん、バリアフリー対応。(定員50名に対し、青ヶ島村の人口161名)ははじま丸の定員200名に対し、母島の人口469名。

 ドコモのエリアマップを見ても、母島と父島の間は圏外になるはずなのに、なぜかずーっと、つながっていました。海上は遮られるものはないので、電波が届きやすくなっているかもしれない!?およそ60キロを2時間。速度に換算すると、30km/hになります。あおがしま丸もデビュー時は70キロを2時間半で結んでいましたが、今は3時間。

 父島は都会的な島だけど、海の色は碧くて美しい。

 今の時刻は7月30日の16時。今の季節、16時を過ぎると少し暗くなりますが・・・この話を書いているのはずっと前の7月下旬。自分の好きな場所だと、エンドレスになってしまいます。し、し、しかし・・・父島で1泊して、翌日はもう東京行きの船に・・・。
 夏休みや年末年始、春休み、ゴールデンウイークなどの繁忙期に小笠原で1泊だけの泊まり方はかなり厳しいです。いくつかの宿に電話をして、1泊だけと告げると「あいにくですが・・・」という返事がほとんど。部屋が空いていても、連泊するお客さんを優先にして受け入れたい。1泊だけの客を入れると、あとになって連泊したいというお客さんからの申し込みがあっても断らざるを得ない。1泊だけの客のために部屋を遊ばせてしまう。そんな事情を察しているので「あいにくですが・・・」と言われると、これ以上の深入りはしないで別の宿探し。
 母島での宿泊はユースホステルなら父島もユースホステルにすればいいかも知れませんが・・・しかも「おが丸」出航前夜は夕食に特別メニューが出て、ともに過ごした仲間たちとパーティーみたいなものが行われています。夕食前にいきなり乱入して、親睦を深めずパーティーに参加して、翌日はもう帰っちゃうなんてずうずうしく門外漢ですしね・・・。(乱入の意味を調べてみたら、1人や2人ではなく多くの者がむりやりどっと 押し入ることなので、この用法は誤り。「お邪魔虫が押しかけて」が正しい)
 小笠原のユースホステルは1人旅でふらりと来ても、すぐ仲良くなれる「小笠原マジック」なるものがあるので、本当に不思議です。
 わいわい楽しく過ごしたいなら、ユースホステル。のんびり過ごしたいなら、個室の宿。それぞれの好みに合わせ、宿を選ばれるとよいかと思います。
 いくつか電話をして、やっと予約が取れました。1泊だけでも受け付けてくれるなんて嬉しいです。
 私が使っている電話はプラスヴォイス社の代理電話サービス。パソコンやスマホを使う聴力障がい者と通話先が音声電話の間に通訳のオペレーターが入り、両方ともほぼリアルタイムで会話。オペレーターは文字を読んで音声で伝え、相手が音声で返ってきたら文字を打って応答。連絡手段が電話しかない相手とのコンタクトが取れる、非常に便利なサービスです。ファックス、Eメールで連絡しても、すぐ相手が読んだとは限らない。早く返事が欲しいのに着信があったことすら気付いてくれないこともある。文字で返事するのが難儀する相手もいるので1番早いのは電話なんです。
 とーっても親切な宿から「初めてなんですか?港まで迎えに行きます」と連絡があり、地図を見ていたら、小笠原郵便局の近くだということもあり、「場所はわかりました。直接お伺いしますので、よろしくお願いいたします」と改めて連絡しましたが・・・ちゃっかりとお迎えに来てくれました。つづく・・・

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