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やってきました!異彩な新幹線。今年(2016)に入って、3度目の新幹線。5月にJR北海道のH5系、両親も「初青函トンネル」を体験するため、6月にH5系。東日本仕様のE5系も全く同じものだけど、萌黄色のJRロゴが入っているものは真新しくて気持ちがいい。
新函館から東京まで862.5キロのうち、JR北海道は新青森までの148.8キロ。比率計算してみると、北海道はわずか17%。東日本は83%。
E5系の編成が圧倒的に多く、北海道のH5系はわずか4編成しかない。JR他社同士の車両交換に使用料を走行キロで清算するシステム。
ずっと、むか~し、昔。
JR九州の交直流電車411系が山陽本線の小郡(現:新山口)まで直通する代わりに、JR西日本の車両を九州によこせ、といっても・・・。西日本の115系は直流なので、交流区間には乗り入れるのは難しい。山陰本線のディーゼルカーを無理にして門司か小倉に乗り入れ。
ところが・・・山陽本線の小郡までは68.9キロが九州の車両、下関から小倉まで11キロは西日本が相互貸出。どうみても清算に不釣り合いがでるので、現在は、国鉄時代から続いていた、九州から本州への直通は廃止。西日本と九州の境界駅の下関でしっかり線引き。昔は山陰本線の汽車が関門トンネルを潜って北九州まで顔を出していましたが、今は潜ることはなくなりました。
北海道H5系と、東日本E5系の清算方法は・・・お互い同じ走行距離になるように、H5系は東京まで直通1日2往復に加え、東日本で完結するような運用も割り当て。
この500系はJR西日本で開発され、運用範囲は博多から新大阪までの自社線完結なので、登場してから20年近く経つ500系に注目を浴びてもらおうと、このような期間限定で企画を運用。
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天井は若干低めですが・・・よほど身長が高くなければ大丈夫!!
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500系の座席も懐かしい。ずっと昔、帰省するときも時刻表に載っている500系ばかり狙っていました。当時、300系はありきたりな感じ。500系は斬新な感じだったのは仕方がありません。
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エヴァ仕様に改造しすぎた、車内の風景。500系デビュー当時は、今の時代だと全然考えられませんが・・・1両まるごと喫煙車と禁煙車で運用。当時の車掌さんも受動喫煙させられても、営業スマイルで「ありがとうございます」と検札。タバコを吸う車掌さんなら制服や制帽にこびりついたタバコのにおいなんて気にしないかも知れませんが、吸わない人だったら、制服や制帽にタバコのにおいが付着しているのにシビアだったかも知れない。でも、今はそんな心配は不要。ニコチン中毒患者のために、新型N700A系、500系は喫煙ブース設置。(旧700系は一部喫煙車両連結)。東北&北海道新幹線のH5系、E5系、北陸新幹線のW7系、E7系は喫煙ブースなしで全車両禁煙。1番甘いのはJR東海とJR西日本。ちゃっかり喫煙者のことを考えて設計。JR九州の800系は全車両禁煙だけど、九州新幹線を走行するN700系はJR西日本共同なので、喫煙ブース付き。
この写真も通路の両隣は喫煙ブースなんです。愛煙家を「ニコチン中毒患者」だと表現するなんて、過激なのかも知れませんが・・・タバコは、あらゆる疾患の原因になってしまいます。血管がつまりやすく、高血圧や、脳こうそく、心筋こうそく、肺がん、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、心不全、糖尿病、血管年齢低下・・・いろいろ。さらにクルマを運転しながら、火がついたままポイ捨てするマナーの悪い喫煙者がいると、吸わない人に叩かれるのは仕方がないです。要は、タバコは「百害あって一利なし」を肝に銘じてほしいと思いますっ!!