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小幌駅のはなし

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 この画像は友人が撮影したものをお借りしました。苫小牧を出ると、室蘭本線はほとんど内浦湾(別称・噴火湾)を走行。明かりは豊浦町の市街地。小幌駅も同じく豊浦町内にあり、函館寄り駅ホームの先端が長万部(おしゃまんべ)町と豊浦町の境界。駅ホームは豊浦町内の領土なので、役場の方がなんとか存続しようと盛り上がっています。

 ・豊浦町役場 JR北海道との「小幌駅の駅業務に関する協定書」を締結(クリックすると、豊浦町役場のホームページにジャンプします)

 1年と言わずに、永久的に協定書を交わせますように。(駅としての存続させるのに1年間で270万円の費用がかかるらしい。1日に換算すると、7380円。へぇ、そんなにかかるとは知りませんでした。小幌駅グッズの販売や、ふるさと納税で賄う予定だそうです。実はと言いますと、小幌駅グッズを購入済なので、少しは協力できたかな)
 ずっと昔、住んでいたところの西武鉄道の秋津駅ホームの半分は東京都東村山市、東京都清瀬市に分割。北口改札口は埼玉県所沢市。1つの駅に都県境を跨いでいる珍しいところです。その後、数年経たぬうちに都内あちこち転居し、現在は房総内陸部の田舎に落ち着きました。山口県の何もない漁村に住んでいたころは、映画「アイランドタイムズ」に出ていた青ヶ島の少年みたいに、東京に憧れていました。ネオンの街、渋谷に身を置いてみたいという場面は中学のときに実現。日本海側の小さな漁村は夜になれば漆黒の暗闇。夜になっても明るすぎる渋谷の街に興奮しまくり、ということも。念願だった、都心のサラリーマンになれたのも、結局、長続きできず。根っから田舎人なので、都会での生活は肌に合わなかったかも知れない。青ヶ島も漆黒の暗闇だけど、夜になれば明るくて賑やかなところがあります。郵便局横の居酒屋「もんじ」と、「おじゃれ杉の沢」の2ケ所。人の温もりを求めに、仕事を終えた島民たちが毎日のように語らう場所のようです。内地の居酒屋は知らない人同士、お互いに声掛けにくい雰囲気がありますが、青ヶ島はすんなりと仲良くなれます。小笠原と同じく「小笠原マジック」の効果あり。

 ずっとトンネル続きだと蒸気機関車の排煙により、トンネル内が煙で充満してしまう。排煙させるために、トンネルとトンネルの合間を造らせた。昭和18年当時は、漁師さんの民家が数軒あった。当時は駅員さんが常駐する小幌信号場だけど、列車を停車させ、旅客の乗降を認めていた。JR北海道発足時の1987(昭和62)年4月1日、小幌駅は信号場から駅として昇格。そんな歴史があります。
 友人も動画モードで小幌駅通過シーンを撮影してもらいましたが、あいにく私のビデオカメラと同じく見えにくい状態になっていました。

 車内販売が近づくと、御覧のようにランプが光るので、御用入りのときは便利なアイテム。
 次の記事は、函館駅。半年前の旅行だというのに、本当に長すぎる。上野に着く頃は5月か!?

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