小幌駅は2つのトンネルに挟まれた、日本一秘境駅として知られているところです。時代は遡って、戦前の昭和18(1943)年。トンネル内で蒸気機関車が上下線交換するのに煙で充満してしまうので、2つのトンネルの合間に小幌信号場敷設。蒸気機関車が停車し、小幌浜に住んでいる民家のために旅客扱いもしていた。信号場の営業キロは付与されておらず、札幌方面なら礼文駅、函館方面なら静狩駅までのキロで計上。
1987(昭和62)年4月1日、国鉄がJR北海道に継承するときに、信号場から「小幌駅」に昇格し、1990(平成2)年3月に営業キロ制定。小幌駅に昇格したのに、長年も乗降客がゼロの状態だった。2015(平成27)年頃、豊浦町に小幌駅を廃止したいと意向を伝えたところ、豊浦町が待った!をかけ、駅としての管理は豊浦町に移管。1年ごとの契約更新が行われ、令和4年度も存続。
そんな小幌駅なので、特急車内でカメラの「動画モード」で撮影し、小幌駅を通過する瞬間を録画できればと思いましたが、真っ暗闇からいきなり明るいところへ。カメラが「まぶしい!!」とびっくりしたらしく、真っ白な光しか映らず・・・。真っ白からいきなり再び漆黒の闇の動画なので、撮影は完璧に失敗。
撮影失敗したなぁぁ・・・。
しばらくしたら、静狩の港が見えてきました。
静狩駅周辺は秘境を呈しているのに、離れた場所だとかなり住宅が密着。
これが静狩駅ではなく、その右に駅があります。駅と見間違えそうなこの建物って一体・・・?
左側は静狩駅の倉庫っぽい建物。右側は静狩駅本屋。
静狩駅通過!!
通過してまもなくのところ。本当に何もない原野が拡がります。静狩駅の位置を住宅地に移せば駅の利用者が増えそう・・・っていうか、ほとんど札幌から函館の特急ばかり通過して、普通列車の本数が極端に少ないので、使えないかも・・・。
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小幌駅は失敗
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