白老を出ると次は登別に停車。駅から6キロ先に日本百名湯の「登別温泉」があります。
札幌から新函館北斗までおよそ300キロ。現時点およそ120キロなので、3分の1は移動してしまいました。
次は東室蘭駅停車。室蘭本線の支線が出ているところです。わずか7キロの支線を走る汽車は元客車のオハ51をキハ141に改造されたものです。1979(昭和54)年に旧型客車の跡継ぎとして新しい50系客車を導入しましたが、8年後の1987(昭和62)年に国鉄が6社に分割するJR発足。その頃から急速に電車やディーゼルカーの導入が進み、過剰となった客車を有効活用すべく、エンジンを搭載し、両運転席を設ける改造が行われました。
苫小牧行きの新型ディーゼルカー。東室蘭から札幌方面は電化区間なんですけど、特急「すずらん」は電車、「北斗」はディーゼル、東室蘭から苫小牧まで普通列車はすべてこのディーゼルカーです。せっかく電化されているのに、普通電車が走らないのはもったいないかも知れませんが、電車とディーゼルカー、コストが安い方を採択されているので、そのようにしていると思います。「架線下DC」(架線があるのにディーゼルカー)と呼ばれる区間は、ここだけではなく、函館から木古内までのいさりび鉄道も架線下にキハ40。JR九州の日豊本線の佐伯から延岡間もディーゼルカーだったような記憶があり、今年3月のダイヤ改正でどう変わったのか調べてみたら・・・・
なんと 佐伯から延岡まで 普通列車は1日 1.5往復のみ!! 秘境駅の宗太郎駅時刻表も
【上り 佐伯方面】
6:39 佐伯(始発)
20:35 佐伯(終電)
【下り 延岡方面】
6:54 延岡(始発兼終電)
列車番号が「M」なので、電車になりました。宗太郎駅に電車で行くのに朝の6時台しかなく、探険するのに難儀するかも知れません。
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国鉄のレッドトレイン51系客車を改造
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