この風景が見えてきたら、まもなく小串。もともとは長州鉄道の終点だということもあり、現在も下関から小串までの本数が他の区間に比べると多いほうです。小串を過ぎるとぐーんと極端に少なくなります。
小串行きの汽車が多いのに、小串駅は2021(令和3)年6月1日から無人駅化。乗車券はPOS端末が置かれていて、指定席は紙の補充券。下関駅に電話をして、空席照会。聞き間違えを防ぐため、A席はアメリカ、B席はボストン、C席はチャイナ、D席はデンマーク、E席はイングランド。特にCとEはよく似ているので、国鉄時代からの言い回し。
小串駅前の大きな建物は山口県済生会豊浦病院。前身は国立山口病院、国立病院の再編成により、豊浦町立病院、下関市と合併したあとは下関市立豊浦病院、2016(平成28)年から下関市から済生会に譲渡。その頃から大がかりなリニューアル工事が行われ、
見違えるほど新しい病院に生まれ変わりました。なーにもない漁村で暮らしている伯母がいつもお世話になっているところです。なーにもない田舎とはいえ、近くに総合病院があるともしも何か起きたときにはすごく安心します。入院してしまっても、立地は海岸なので、窓から見える風景は気持ちいいかも知れません。
先行した小串行きの汽車が駅舎側の1番ホームに入線。〇〇のはなし号は3番線。
キハ47 1065。これも子どもの頃何度も乗ったことがあります。
キハ47 102もそう。どこかに転属することはなく40年以上もバリバリ現役で活躍中。
下関駅を出たときは満席だったのに、海側の2名が小串駅下車っ!!下関からたったの27.1キロなんだから、わざわざこの座席に乗らなくても先行する普通のキハ47に乗れっつーの!!指定席がなかなか取れなくて難儀していて、もしも、山側の指定席を持っていて、目の前で海側のお客さんが短区間で下りて行かれるのを見るとちょっと苛立ちを覚えるんです。乗車前日に空席照会してもらい、たまたま海側が空いていたので、取り替えてもらったんだけど、こういう眺めのよい座席はできるだけ長門市か終点の東萩まで乗って欲しい。
後ろの1号車の状況を見ましたが、やはり海側の席に空き。指定席はどこでも530円なので、区間目一杯の東萩までの指定席を取っておき、途中で下車して前途は棄権するとしても、これは指定席を必要とする他人様に迷惑をかけることになるので、できるだけ実際に乗車される区間を求めて欲しい。全席指定席といっても、通し料金で下関から小串まで、小串から東萩までといったように分割して座席を指定することもできます。
年末年始の指定席争奪戦で東京から小倉まで通しは取れなかったけど、東京から新大阪、新大阪から小倉といったように途中で指定席を変えたり、途中下車しないのを条件にして別の新幹線の指定席に乗り継ぐとしても、通しの小倉まで同額です。
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海側の指定席、短距離利用かよ!?
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