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Channel: 東京アイランド
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遠軽駅

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 石北本線の起点は新旭川で終点は網走。その間に開けている街は上川、秘境駅が続き、遠軽。ここでスイッチバックして、なかなか書けない難しい漢字の「留辺蘂(るべしべ)」、道東2番目の都市、北見(1番は釧路)、美幌、網走。無人駅の新旭川以外は有人駅。
 「留辺蘂」「美幌」は特急停車駅で「みどりの窓口」があるのに、今年(2016年)の3月ダイヤ改正でマルス端末を撤去し、無人駅化になるそうです。

 駅そば。北海道なので、西日本のあっさりしたスープではなさそう?

 ずっと秘境ばかり回ってきたので、これを見ただけで「都会だな~」と思えてしまいます。まるで青ヶ島で何日も過ごし、八丈島に行くと道路もアスファスト舗装。2車線。都会だな~と同じ感覚。小笠原の母島から父島に行くと、父島の街並みが都会に映ってしまいます。

 スイッチバック駅なので、次の駅表示は左側に2ヶ所。花輪線の十和田南駅、田沢湖線(秋田新幹線)の大曲駅、四国の秘境駅、坪尻駅もスイッチバック。極め付けは、JR九州の肥薩線、大畑(おこば)駅。駅は熊本県内にありますが、近くに宮崎県と鹿児島県境付近の険しい山岳区間。スイッチバックだけではなく、くるりとひとまわりしながら進むループ線。1日5本。

 行き止まりのはず、この先もずっとレールが続いているのに疑問を感じ、さっき、調べてみたら・・・なんと!1989(平成元)年に廃止された、名寄(なよろ)本線でした。名寄といえば、旭川から特急スーパー宗谷号に乗車したときの途中駅。名寄まではレール規格がよいので、120キロで飛ばし、名寄以北は80~90キロくらいに減速。あそこから遠軽まで「名寄本線」があったのに、27年前に廃線とは・・・。古い時刻表で調べてみると、名寄の東側は、名寄本線。西側は深名線。深名線は平成7(1995)年に廃線。網の目のように巡り張らされた鉄路が次々と廃線。江差線の非電化区間(木古内~江差)も廃線、今度は留萌本線の末端(留萌~増毛)廃線・・・。廃線しすぎて、将来の北海道路線図がスカスカになってしまいます。

 旧白滝や下白滝は寂しい時刻表だけど、遠軽駅はまあまあにぎやか。特急の「赤」が多い。

 SLの回転台跡。

 故郷の山陰本線や山口線も2両編成がほとんど。新幹線と並行する山陽本線は速い電車もあるので、ディーセルのキハ47の2連や、キハ40ワンマンは遅くてボロい汽車だとバカにされやすい。でも、ここで見る山口と同じ形式のキハ40でも壮観。場所が変われば、見る目も変わってしまいます。
 次は、生田原(いくたはら)駅。

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