藪神を出ると次は越後広瀬。車掌さんに平身低頭で「おそれいります、きっぷを拝見します」。検札やるんですかっ!と慌てて鞄の中から乗車券を提示。
経由欄に「只見線」と印字されているのを確認し、長岡運輸区の文字が入っている検札チケッターで「入鋏済」。運転席の後ろに座っていた私が最後。後ろを振り向くと、5~6名。後ろの2両目も5名くらい。
最近の検札チケッターはかつてのような日付の更埴はせず「入鋏済」の文字が入っているだけだけど、青春18きっぷで車掌さんから日付をもらうのにどうしているんでしたっけ?と調べてみたら、このスタンプの下に2021.8.31 2424D レチ とボールペンで記入。2424Dは今乗っている列車番号。レチは列車長の電報略号なので車掌を意味しています。
列車番号が偶数ってことは、小出から会津若松方面が「上り」。全国どこからでも東京方面に向かうなら上り、逆に東京から遠ざかっていれば、下り。東京に向かう「のぞみ」や「はやぶさ」などはすべて偶数の便名になっています。小出に出れば東京が近くなるので、会津若松方面は下りと今まで思っていましたが、違っていました。先に福島側の会津坂下(あいづばんげ)から会津若松間が開業し、会津坂下から「上り」と設定された名残で小出まで全線開通した現在も小出からは「上り」。
もう明日になれば9月の晩夏だけど、暑さはまだまだ夏真っ盛り。
越後広瀬の駅名票を撮り逃してしまいましたが・・・真ん中に見えるお花が気になります。
なんだろう?百合っぽい。茎だけで葉もない花って初めて見た。
名前も知らないんだけど、駅前の原っぱでぽつりと咲く風景はちょっと珍しいかなと思います。
次は越後田中です。じゃなかった、魚沼田中駅でした。越後田中駅は飯山線にあります。飯山線が先に出来ているので、旧国名が付く只見線の駅名が続くさなか、たぶらないように「魚沼」を冠しています。本家の田中駅は歴史がとても古く官営鉄道時代の信越線に敷設。1997(平成9)年に長野行き新幹線が開業すると、第三セクターのしなの鉄道に転換しているので、「魚沼」を外して「田中」駅に改名しても大丈夫っぽいですが、駅名の改名だけでもマルスシステムの改修、運賃表などの表示変更などでJRの試算だけでも莫大な費用がかかるそうです。
次は、越後須原。
駅前の田中地区では多くの民家が建ち並び、汽車を走らせてもしばらくこのような風景が続きます。
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新潟側の長閑な田舎を満喫中
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