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欅平行きの黒部渓谷鉄道

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【注意】黒部渓谷鉄道の営業は新緑の4月20日頃から紅葉シーズンの11月30日まで。冬季は運休します。記事の内容は平成27年11月23日のものです。

 終点の欅平駅から先も線路が続き、「専用列車」で関西電力の社員のみ立ち入ることができる施設、展望パノラマツアーに申し込んでいるので、乗車券は特別仕様。

 まるで首都圏の巨大ターミナル駅に自動改札機が導入される前の風景。入場、出口専用のラッチがそれぞれ独立し、駅員さんが集改札。

 JRで改札鋏を全滅させたのはJR西日本が最初。平成2(1990)年8月頃からスタンパー使用開始。その頃から山手線に自動改札機設置の準備が行われ、本格的稼働は平成3(1991)年3月から。山手線内だけ自動改札機でその他のエリアは未導入。パンチで切り込みを入れた切符を自動改札機に挿入すると裏面の磁気データが正常に読み取れなくなるので、JR東日本も1993(平成5)年あたりから改札鋏廃止。今でも使っているところを見かけると懐かしい。

 電気機関車牽引の客車です!!機関車が牽引する客車に乗ったのは9月の「カシオペア」以来。

 DD51機関車は、日立製作所、三菱重工業、川崎車輌の3社が製造し、カシオペアや北斗星、はまなすを牽引するDD51はほとんど日立。鉱山で使用するモーターの新規開発が日立製作所の創業(1910(大正9)年なので、なかなか壊れにくく頑丈。最後まで残せたかも知れない。1964(昭和39)年10月、東海道新幹線開業。当時の指定席は電話で受け付けて、円卓から列車ごとの日別指定席台帳を抜き取り、空席を音声で応答。駅員さんが座席番号を書き写し、発券。人の手によるものなので、なかなか処理に追いつけないし、間違いも出てしまう。国鉄におけるマルスを開発したもの日立さん。新幹線開業の翌年、1965(昭和40)年9月24日からオンライン端末で座席発券が瞬時にできる「みどりの窓口」開設。北陸新幹線開業日の1番列車や、北斗星のラストランなど、全国の駅から1ケ月の10時になったとたん、一斉に「発信」ボタンを押下しても、回線がパンクやフリーズにならず強靭。早く押した駅から順次に発券。プリンターからチケットが吐き出された駅は狂喜、発売開始のタイミングとともに押しても吐き出されなかった駅はがっくり。

 宇奈月を出た直後、水の色がエメラルドグリーン。とてもきれいです。

 トロッコ列車は川を縫うようにゆっくり走って、黒薙駅停車。全線で20.1キロ、始発や終着駅も含め全部で10駅。途中で駅員さんが配置し、途中下車もできるところは黒薙駅、鐘釣駅の2ケ所。

 もし、夏の間だったら、緑色でものすごく映えているに違いない。11月下旬は御覧とおり。

 駅らしきホームに停車しても、一般旅客乗降不可。駅の利用者は専用列車で関西電力の関係者のみ。宇奈月の改札上に「今度の発車は猫又行き ○時○分発 (この列車は工事専用です。ご乗車できません)」と案内されます。まだまだ続きは長いです・・・。

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