Quantcast
Channel: 東京アイランド
Viewing all articles
Browse latest Browse all 6808

現役の上白滝駅(その2)

$
0
0
 1日1往復の駅なので、きっと今の時間帯(お昼頃)は、誰もいないはず!!だと思ったら、目玉が飛び出しました!!待合室に1人の若い女性がただすんでいました。向こうもまさか人が来るとは思わなかったので、少しビックリしたような表情。
 所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!「あなたはなぜ秘境駅へ?」と安田大サーカスの団長さんみたいに質問攻めしてみたいところですが・・・私は筆談を要する人間なので、コミュニケーションを取るのが少し大変。すると、手話で会話をする私たちの様子を見て、女性が「私は出ていくから、ゆっくり写真撮ってね」とジェスチャー。「はい、ありがとうございます」とパチリ。

 コ字のような待合室。きれいに手入れされています。

 しかも、生け花までも。クルマの代わりに利用者がいて、いつまでも存続して欲しいと願っているかも知れない。毎日利用する定期券による利用者が1人でもいれば、廃駅は免れる。たまに利用する程度で1日の利用者ゼロに近い状態が毎日続くと、駅としての維持代(電気代、除雪費用の人件費、建物の修繕費)が旅客収入よりもかかってしまう。北海道新幹線に集中投資したいJR北海道にとって、そのような駅を廃止したいのが本音。
 今年(3月26日)の北海道新幹線が開通すると、石北本線の中では上白滝、旧白滝、下白滝、金華駅が廃止。特に、下白滝駅は遠軽方面に7時22分発が始発兼終電。(1本のみ)高校生の定期利用者が乗車。帰りは、学校の終業時刻に合わせ、14時01分、16時45分、19時59分の3本停車。今春、卒業とともに、下白滝駅は廃駅に・・・。
 
 昭和7年からそのままになっているのであろう改札口。駅員さんが立って、乗車券拝見!と鋏を入れていたに違いない。

 上川方面。

 冬季は除雪要員が配置し、除雪。1日の利用者がゼロでも、汽車が停まる以上、ホームを除雪しなければならない。これだけでも人件費もかかってしまいます。

 駅名票。新しく取り替えたばかりだというのに、あと数か月で取り外されそうです。廃駅になってもそのまま残すと熱狂マニアが駅名票をそっくり盗む輩が出てくる。江差線もそうだった。廃駅が決まっていても、まだまだ現役だというのに、駅名票をそっくり持っていかれる事件もあった。隣の白滝までは、わずか3.3キロなのに、上川は途中の奥白滝、上越、中越、天幕の4駅もなくなっているので、34キロもあります。今年の3月26日ダイヤ改正で白滝シリーズ全駅が廃駅。そうなると、上川を出ると、次は白滝。37.3キロも伸びてしまいます。石勝線の新夕張-占冠の34.3キロより長い。新夕張から新得間の89.4キロは1本も各駅停車がなく、全列車特急。その区間に限って、特急自由席は無料、普通列車専用の青春18きっぷも乗車可能。まだまだ続きはあります。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 6808

Trending Articles