市街地の風景が続いていた安岡を出ると、風景は一変します。海岸沿いの国道191号線と並行。
福江駅は開業当時からずっと無人駅だと思っていたんですけど、1914(大正3)年から1971(昭和46)年まで60年近く有人駅だったそうです。
下関 ★ 直営駅 みどりの窓口あり
幡生 ★ 業務委託駅 みどりの窓口あり
綾羅木 2020(令和2年)10月1日 無人駅
安岡 2005(平成17年) 無人駅
梶栗郷台地 2008(平成20)年開業時より無人駅
福江 1971(昭和46)年 無人駅
吉見 2005(平成17)年 無人駅
梅ヶ峠 1971(昭和46)年 無人駅
黒井村 1991(平成3)年4月1日 無人駅
川棚温泉2011(平成23)年4月1日 無人駅
小串 ★ 1991(平成3)年4月1日より業務委託駅
湯玉 1989(平成元)年10月24日 無人駅
宇賀本郷 1958(昭和33)年より地元の請願により開業当時から無人駅
長門二見 1989(平成元)年10月24日 無人駅
滝部 ★ 1991(平成3)年4月1日より業務委託駅、2008(平成20)年よりNPO団体による簡易委託駅に移行。
国鉄末期は福江、梅ヶ峠、宇賀本郷を除き、全部有人駅だったのに、ほとんど無人駅化されています。
30年前に比べると、海の色がきれいに変わりました。昔は晴れていても、ご覧のような色ではなかったような気がします。
ここは本当に旧市内の海?って思えるほど、砂浜もきれいになっていました。この周辺でも下水道を整備し、生活汚水を海に流すようなことはしなくなったからでしょうか。
まもなく、吉見。蓋井島の島影がうっすらと見えます。日本一絶海の孤島、青ヶ島へは何度も出かけているのに、何もない田舎に住んでいた頃、近くにあるはずの蓋井島は1度も上陸したことはありません。面積2.35km2人口は87人。青ヶ島は面積5.97km2 人口165人。面積を2倍にすると人口も2倍になる比率は同じくらいなので、蓋井島も下関市内にある秘境だと考えてもよいかもしれません。
青ヶ島への交通手段は1日1便の東方航空のヘリコプターおよび年間の就航率が6割、伊豆諸島開発のあおがしま丸と知られていますが、蓋井島行きは下関市営の渡船で1日1往復のみ。夏季はさらに1便増やし、片道40分。小学校はありますが、令和2年度は7名。中学校はありません。
吉見駅通過。出札窓口や駅事務室も備え付けられているのに無人駅化になってから16年経つ。
吉見駅前はわりと市街地を形成。
旧市内の最北端を過ぎると次は梅ヶ峠。下関市と合併する前は豊浦郡豊浦町。梅ヶ峠駅ホームの真ん中で下関市と豊浦町の境界があり、改札口は豊浦町内にあるので、駅の所在地を豊浦町としたそうです。家のど真ん中で境界線が敷かれ、こちらの部屋は〇〇市、となりの部屋は△△市といったような境界を跨ぐような家屋もありますが、住民票に登録する住所をどちらの市に属するかは玄関の位置により決めるそうです。もし、玄関も2つの市にまたがっていたらどうなるんでしょうか。となりの市にはみ出ている家屋の固定資産税の扱いはちょっと不明。
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旧市内でも海がきれい。福江駅、吉見駅通過
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