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ここからJR西日本の山口県に突入

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 小倉駅名物の「かしわうどん」。うどんつゆはあっさり系の西日本なので、これも懐かしい味になります。小倉駅に来たら、下関行きの電車に時間が余ったら1杯とか・・・。

 鹿児島中央駅を出発したのは9月25日。10月から九州に関する記事を連載し、やっと4ヶ月で本州。

 小倉を出発するといっても、およそ1ケ月後にまた舞い戻る予定。家族で帰省旅行だけど、北九州空港からレンタカーなので、小倉駅に行くことはなさそう。

 下関行きの電車がやってきました。昭和の4,50年代から使われ続けている古いほうの411系。新しいのはステンレス製の415系1500番台だけど、こちらは昭和61年。JR九州自社の電車は斬新なデザインの新しい電車が次々と開発しているのに、本州へつながる電車は依然国鉄車両のままです。JR西日本へ送り込むために交流、直流どちらも使える高価な車両を新しく開発したくないからでしょうか・・・。2,30年以上にわたる人口や鉄道のニーズなどを予測できなかった1987(昭和62)年当時、国鉄分割時に関門トンネルはJR九州、瀬戸大橋はJR四国、青函トンネルはJR北海道所有とすると決定されたみたいですが、経営基盤の強い本州から島国へつながるものとして、本州のJR所有としたほうがよかったかも。

 411系のぞろ目。クハ411 111。平成11年11月11日、横須賀総武快速線のクハ111 1111に脚光を浴びました。(今はもう廃車)

 九州人はなぜかブラインドが大好き。JR九州は「情熱」の赤色なので、太陽の光も眩しい。それでブラインドを下げる傾向が多いみたいだけど、私みたいな旅人は目を遮られるものは大っ嫌い!!

 門司駅。駅名のイラストは九州に関門トンネル。ここはもともと、1891(明治24)年に「大里(だいり)」駅として開業。戦前の技術で本州と九州を繋ぐ海底トンネルを1942(昭和17)年に開通させると、ここが九州の入り口として「門司」に改名。明治時代に開業した終点の門司は「門司港」に改名した経緯を持っています。
 門司を出発すると、デッドセクション。交流2万ボルトから直流1500ボルトに切り替えます。門司駅を出発した動力で惰行しながら切り替え。そのときの車内は室内灯が消され、10秒くらい非常灯が点灯。昭和時代の地下鉄銀座線も駅に近づくとポイント切り替えのため瞬時停電。乗ったのは1300形だったと思う。調べてみたら、1949(昭和24)年から1986(昭和61)年まで活躍。廃車になるギリギリ乗っていたことが判明。

 故郷近くの駅にやってきました。下関駅。ここのナンバリングはJA53番だけど、起点の博多から53番目とは駅の数が多すぎる。小倉はJA28番とJA51番と併記。博多から28番目であるのは確かだけど、51番は山陽本線につながるための番号。51番小倉、52番門司、53番下関。

 下関に到着して、9時31分新山口(旧小郡)に接続。JR九州の電車が小郡まで直通していた頃もありましたが、2005(平成17)年頃、ぷっつりと下関で分断。自社の車両を他社に乗り入れる代わりに、他社も自社に乗り入れ、車両の貸し借りを帳消しにするわけですが、JR九州が下関から小郡まで走行し、JR西日本が下関から小倉までの山陰本線のキハが乗り入れ。どうも不釣り合いになるので、お互い貸し借りするのをやめてしまったようです。

 赤いJRロゴから青いJRロゴへ。ずっと昔、何もない漁村に住んでいたころ、赤と青をしょっちゅう往来。現在は東の「緑」のエリアなので、そうだ、赤のところへ!は無理。このポスターは中国ウィルスに対してのJR西日本の取り組み。


 9時46分小串行きはノーマルのキハ47だけど、その次は座席を予約してある観光列車。

 「下関」の下車印を押してもらい、改札を出場。すかさず、改札横の券売機を確認。

 JR西日本のICOCAエリアなら、IC系交通カードで切符を買えます。ここでも対応していれば、山陰や山陽方面の切符をIC系交通系カードで購入可能になる。つまり、山陰や山陽でもIC系交通カードでも買えるはずだと確認してみたところ、な、な、な、なんとICカードは受け付けず非対応。
 チャージ機は改札の横にありますと書かれていますが、JR九州が下関駅に間借りする形でスゴカのチャージ機を設置。

 この券売機で使えるのはオレンジカード。キャッシュレスの時代なので、ICカードでも使えますと柔軟な対応をしてもらわないと・・・。

 下関駅の対面による発売の「みどりの窓口」も時間短縮。11時から15時までの4時間は昼休み。お客さんに対応しない分、内部の仕事に取り組んでいるかもしれません。昔の下関駅は5時から23時までだったのは記憶していますが、働き方改革の影響なのかも知れません。
 みどりの窓口が閉まっている時間は、こちらの券売機を使ってくださいって案内されています。

 JR西日本管内で急ピッチで設置が進められている、遠隔地のオペレーターと通話できる「みどりの券売機プラス」。

 対面式のみどりの窓口と同じく、原券をカメラの読み取り台に置いて、遠隔地のオペレーターさんが映像を確認し、新たに発行替えとなる乗車券などを発券し、原券は上にあるポストに入れるようだけど・・・・。入れないで再利用する悪い輩がいるかも。合理化が進みすぎると、さっきのような悪用する輩が増えてしまわないか懸念もあります。対面式の「みどりの窓口」のほうが安心。
 例えば、私のように複雑な経由を組み込む乗車券を発券して欲しいとオペレーターさんに伝えるのに、「鹿児島中央から東京都区内まで。これから経由を言います。かなり、長くなります。ひとつひとつずつ的確に操作をお願いします。まず、鹿児島中央から鹿児島まで鹿児島線。鹿児島から大分まで日豊本線」「はい」「大分から熊本まで豊肥本線、熊本から原田まで鹿児島線」「はい」「原田から折尾まで筑豊本線。折尾から門司まで鹿児島線」「はい」「門司から幡生まで山陽本線、幡生から長門市まで山陰本線」「はい」」「長門市から美祢線で厚狭まで。厚狭から新幹線で東京。この経由で乗車券を発券してください」「はい、わかりました。確認のため、私からも経由欄を言います」こんなふうにやりとりしないとあかんだし、もう・・・対面式のみどりの窓口であらかじめメモした経由欄を見ながらの操作はてっとり早いかも。みどりの券売機プラスを西日本管内で増え続けるのは反対!


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