下りの阿波池田方面はこの3本だけ。半世紀以上昔のダイヤはどうなっている?と調べてみたら、1964(昭和39)年10月の時刻表復刻版によると、停車の数は多かった。しかも高松発須崎行きの夜行列車もあった。下りの2時は通過しているけど、上り(高松行き)の2時は停車。最終列車も23時台。昔だったら、深夜帯でも停車するほど需要があった。
坪尻駅還暦記念。開業は1950年なので、60年加算すると2010(平成22)年だけど、ちょっと違う。「つぼじり」の駅名が国鉄様式になっているし、平成22年当時、JR四国ではキハ28や58が淘汰しているので、1990(平成2)年頃ではないですか?
こちらはJR四国様式の駅名なので、現代の夏風景。
初代のスタンプは平成20(2008)年、地元の「おおぞら会」が寄贈されたものだけど、平成22(2010)年、盗難に遭いました。平成22年4月22日に坪尻駅から1300キロ離れた青森県の津軽線中沢駅で発見。
往復2600キロの旅を終え、元の位置に戻したはずなんですが・・・2016(平成28)年頃また盗難に遭いました。
それがそのスタンプだとわかりやすく、説明されていますが、初代のものは残念ながら行方不明になっています。良心が咎められるようでしたら、どうにかこっそりと元の位置に戻して欲しいものです。
ずっと「紛失している状態」だと、せっかく訪ねてきた観光客を楽しませることができないと思い、「おおぞら会」が再び2代目のスタンプを製造し、今度はチェーンを取り付けての配置。
初代のデザインとは微妙に異なりますが、ちょっとコンパクトになり、JR四国の文字が入っているのでJR公認のもの。
ニッポンは「はんこ文化」が根付いているので、駅スタンプ、郵便局も風景印。きっぷの券面にも途中下車印や所属する車掌区の名称が入っている検札チケッターなどもその土地に行かないと、押してもらえない。収集家にとってそれが魅力だそうです。中国ウィルスの影響により、乗客からきっぷを受け取り、検札チケッターでの入鋏を省略しているところが増えているそうです。
乗客からのきっぷに中国ウィルスが含まれているとは限らないし、ちゃんと押印してもらって記念にとっておきたいのに。
坪尻駅に到着すると、私が下車して入れ替わりにどなたか乗って行かれたので、きっと、この方が書き残したかも知れない。
えええええーっ!!昨日の17日に私と全く同じプランを考えていたお方もいらっしゃいました!!坪尻駅は秘境駅であっても、そこそこのマニアによる乗降客がいるので、廃駅に追いやられるのは難しく、存続させる可能性が高い。
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JR四国公認の坪尻駅スタンプ
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