筑豊本線の折尾駅到着。私の覚えている筑豊本線の折尾駅は鹿児島本線の改札口からいったん出て、別の場所にあったはず・・・。100キロ未満のきっぷは原則として下車前途無効、回収されますが、ここだけ乗り換えは例外的に特別下車は認められていました。大都市近郊区間同士を発着する乗車券を除き、100キロ以上の乗車券であれば「途中下車」。「特別下車」は100キロ未満の乗車券または大都市近郊区間の大回り乗車中など本来途中下車は認められない区間であっても、鉄道事業者の都合によりいったん改札を出なければ他の列車に乗り継げない場合に限って、いったん改札口の外に出るのを認められるケース。新幹線の新高岡駅や佐久平駅など新幹線から在来線へ乗り継ぐのに中間改札がなく、「下車前途無効」と記載された乗車券でもいったん改札の外に出られるのも「特別下車」。
そのまま若松に行っちゃえばいいですが、問題なのは若松駅は無人駅化。自動精算機に名刺サイズのマルス券を突っ込めば自動的に折尾から若松まで280円と表示され、ICカードなどで精算券が出て自動改札機から出場する仕組みだけど、今回所持している乗車券は自動改札機や自動精算機に対応していない細長い120ミリ券。自動精算機のカメラ読み取り台にきっぷを置いてリモートで対応するらしい。ろう者が音声対応のみのリモートではてこずるのは必至。耳の聞こえない方が利用するのを想定しているのかそこまでは検証はしていませんが・・・。1番良い方法は、リモートでもリアルで対面で対応ができると同じようにお互いに顔が見え、カメラ越しで筆談が可能になること。JR西日本では、長門市駅や宇部新川駅など対面販売の「みどりの窓口」を撤去し、リモートの「みどりの券売機」増殖中。ネットで予約したe5489は自ら操作して発券はできますが、私みたいに複雑な変な経路を要求するのに機械では対応できないので、受話器を取ってリモートになるのは必至だけど、どう対応できるか。
実際に経験してみて、不備があればJRさんに要望をするつもりでしたが、今回はパス。折尾駅で改めて乗車券を購入する形で1本見送り。
昔の折尾駅は上は鹿児島本線、下は筑豊本線。クロスするような立体構造。今はすっかり変わっています。両方とも高架になりました。
今も折尾駅はまだまだ工事中。完成のイメージは上の写真になりそうです。
かなり離れているので、連絡通路をてくてくと歩き・・・
あそこが出口ですかね・・・!?2014(平成26)年、折尾駅に出かけたときは駅舎はもうすでに取り壊され、内部の構造はレンガだったというのに、その面影すら無くなっています。
複雑な構造だというのは昔から変わらず・・・。
経由を1つ1つ確認するようにまじまじと眺め、筑豊・鹿児島線のところでここでも途中下車の対象だと確認が取れ、「折尾」の途中下車印をもらい、改札口の外へ。
もうすっかり変わっていますね・・・。ここでも仮設の駅舎でまだまだ工事中。ここでも「みどりの窓口」があって、少し離れたところでも「みどりの窓口」。
取り壊された旧駅舎は1916(大正5)年に建築されたもの。現在もまだ現役であれば、築105年になるはずだった。鹿児島空港の最寄り駅、嘉例川駅は明治の建築物でも現役。1903(明治36)年なので、118年。日本一の最長寿、田中カ子(かね)ささんと同じく、118歳になりました。大還暦の120歳になっても長生きして、新記録を更新できるように・・・。
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折尾駅、激変!
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