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Channel: 東京アイランド
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白滝シリーズで1番思い入れのある駅・奥白滝駅(その1)

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 次は奥白滝駅。

 ずっと昔、今みたいにネットが普及していない時代。当時住んでいた山陰本線沿いは1時間に1本。(今は減便され、2時間に1本)1日1本とか、すごいところはないかと時刻表で調べたら、北海道の石北本線、上川から白滝の間は特急が何本かあるのに、普通列車は1日1本しかない!!(平成の初めころ)ちょうど、その頃も社会地図帳で見つけた米粒のような小さな島、「青ヶ島」を発見。南のほうに目をやると、小笠原諸島の父島に母島。どちらも行ってみたいな~とあこがれ続けても、山口からだとどちらも遠すぎる、ハードルが高い。社会人になってから、やっと念願だった場所へ辿り着くことができました。

 2000(平成12)年7月。家族旅行で北海道へ。両親は山口宇部から千歳行きの直行便。(今は無くなっている)1日1本しか停まらない駅巡りをしようと思っても、家族は何もない秘境駅に感銘や興味を持っているわけではない。かえって白けてしまい、面白くない、時間の無駄だとクレームでも来たら大変。いくつかある駅の中で1駅だけに絞るとしたら、やはり・・奥白滝。東京都の山奥、「奥多摩」も「奥」がついていれば、田舎の度合いもナンバーワンなのかも知れないと当時の私の憶測。
 現役時代の奥白滝駅(2000年)。その1年後に廃駅なんて、思いもしませんでした。当時のカーナビに「おくしらたき」を入力しただけでもナビしてくれたので、迷わず着けました。

 時刻表も1日1本っ!!朝の6時59分発網走行きが出ると、次に来るのは24時間後!!旭川行きも17時39分しかないっ!!1日1本だというのに、駅舎は立派。それなのに、駅前はな~~んにもない。

 奥白滝駅が廃駅になると知り、何とか入手。当時の時刻表巻頭に記念切符と記念オレンジカードの入手方法とか載っていたので、それに従っていたかも知れません。よく覚えていませんが・・・。

 今だったら、みどりの窓口の係員を通さず、自分で操作して発券する指定席券発売機を利用しますが、2001年当時は対面発売しかない。あのころの私は厚顔無恥なので、「奥白滝から上白滝まで」と注文。千葉県からその日のうちに北海道に行って、1日1本しかない列車に乗車するのは物理的に無理。「明日から廃駅になるので、記念に取っておきたい」と理由も話したような覚えはあります。熱転写タイプのMEM端末はOKI電気製。現在は感熱のA1やA2端末。(千葉支社はOKI電気、東京、横浜、大宮支社は日立、八王子支社はOKI電気)
 あれから15年・・・(その間に日本一の秘境、青ヶ島へは何度か行きました)今回の旅行で奥白滝駅と対面。続きは、次回。奥白滝駅の前置きが長すぎる。

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