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安牛駅は2021(令和3)年のダイヤ改正で廃駅になる予定です。
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廃駅後はもう撤去されるのであろう駅舎。
次の駅はもっとすごいところです。現役の駅なので、カーナビゲーションに誘導されながら辿り着いたところは集落跡地に廃屋だらけ。もはや「廃村」と言っていいところにぽつんと貫禄のある駅舎が現れてきます。
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調べてみたら、1925(大正14)年開業。
「宗谷本線の歴史を伝える国鉄型木造駅舎の希少性について考究が必要なこと」を理由に「自治体維持管理を要望する駅」の1つに加え、2021(令和3)年度以降、幌延町による維持管理に移行する予定。
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100年近く経つのに、開業当時の姿を保っている骨董品そのもの。毎年、冬の間は雪が積もったりして駅舎が傷みやすいのに頑丈な造り。
「雄信内駅」の看板は国鉄時代からあったものらしいだけど、電球は今どきのLED?と画像を拡大してみたら・・・
TOSHIBA 110V 40W の文字が・・・・。東芝の白熱電球は2010(平成22)年3月で製造中止。撮影日は2018(平成30)年5月。白熱電球の寿命はとても短く1000時間。毎日平均5時間灯ったとしたら、1年以内で切れる計算になる。電球が切れてもすぐ交換に来なさそうな感じ。利用者ゼロの駅なので、日没後の照明は不要ですかね・・・?実際、日没後の様子を見ないとわかりませんが・・・。
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今度はホーム側の駅舎です。
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これも拡大してみたら、表と同じく100V36Wの白熱電球。メーカーは聞いたことのない、T・・・。これもつかないんじゃない?
広い空間に40Wの電球は明かりがついても全体的に照らせるわけではなく、暗すぎるかも知れない。
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秘境駅、雄信内駅の話はまだまだ続きます。大正、昭和、平成、令和の4世代も存続する非常にマニアックな駅。