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三陸鉄道 小石浜(こいしはま)駅が「恋し浜」駅に改名!

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<<この記事は今ではなく、令和2年3月14日>>


 吉浜駅。国鉄を彷彿させるような駅名票なんですが、実は1973(昭和48)年に盛からここまで国鉄盛(さかり)線として開業していました。JR東日本に引き継ぐことはなく、1984(昭和59)年に「三陸鉄道」に転換。

 立派な駅舎なんですが、駅員さんの姿が見えないので無人駅。

 ここでも海岸を沿うように走り・・・

 トンネルとトンネルの合間の風景。

 さんりく、駅到着~!!三陸鉄道の社名になっている駅なのに、少しこぢんまりとした駅です。先述のとおり、ここはもともと国鉄盛線の「三陸」駅として開業した当時は「気仙郡三陸町」なので、社名とは関係なさそうです。ちなみに現在は大船渡市に編入。

 三陸鉄道の本社はここではなく、宮古市にあります。

 三陸駅舎。三陸町観光センター併設なので、簡易委託駅。簡易委託駅とは、鉄道会社から併設するエキナカの職員さんなどに委託され、切符の販売を行うのみ。業務委託駅とは、外部の専門業者さんに発注して、受託をうけた駅員さんがフルサービスを行う。たとえば、東日本ステーションサービス株式会社の社員が配置されている駅など。最近は、東京駅、新宿駅、渋谷駅など大規模な駅でも業務を受託する形で運営を行っているところが増えています。

 三陸駅を出たあとも、トンネル、海岸の風景が続きます。

 津波により、川が逆流し、近くの住宅街に被害が出ないように新しく水門を設置されているようです。

 甫嶺駅。「嶺」の音読みは、「レイ」「リョウ」。訓読みなら「みね」。山口県の美祢線にあった廃駅の「大嶺」や沖縄県のゆいレール「赤嶺」も訓読みの「みね」。そういえば、今年の3月から沖縄のゆいレールも内地のIC系交通カードが使えるようになりました。JR北海道のキタカではるばる遠く離れた沖縄のゆいレールに乗れます。しかし・・・ゆいレールの発行する「OKICA」は内地のICカードと同じ仕様であっても、内地のJRや私鉄では使えません。もし、相互解放できれば、沖縄で満額チャージし、内地で消費するかも。あとから発行元の沖縄に請求するのかどうか、いまだにICカードの仕組みがよくわかりません。

 次の駅は、恋し浜駅。地元の熱意により、「小石浜」と同じ読みの「恋し浜」に改名したとか・・・。

 もともと、盛線開業当時に駅があったわけではなく、開業12年後の1985(昭和60)年に新設。トンネルとトンネルの間にカーブなので、列車が曲がりやすくするため傾斜がついています。地元の小石浜住民たちにとって駅ができることは悲願だったそうです。

 2009(平成21)年に 小石浜駅からの改名と同時に、恋人同士が鳴らす鐘を設置。列車から降りて鐘を鳴らすため3分間停まります。しかし・・・この日は鳴らしに降りる方は皆無。

 他の駅とは違う、奇抜なデザインの駅名票。

 ここはホタテの名所。2月中に放映された、プラタモリという番組で駅から降りたところのカフェでホタテを焼くシーンを放映。カフェはあそこ、手前のテラスがあるところ。今日はお休みのようでした。まだまだ三陸鉄道の旅は続きます・・・。

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