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Channel: 東京アイランド
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1月はふてにゃん、3月はジロー

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 年が明けた途端、ふてにゃんが体調不調を訴え、病院へ。同時にジローも受診。ジローはどこも悪くないとのこと。テレビの「名医とつながる!たけしの家庭の医学」に出ていた再現ドラマを思い出しました。痛む部位を診察してもどこも悪くは無く、病んでいる臓器から違う部位に痛むようにサインを出しているとのこと。この場面を見て、そういうこともあるんだ。我が家は大丈夫だろうと思っていたんですけど、まさか、ジローに降りかかるとは思いもしませんでした。日本手話のみのモノリンガルなので、通訳はどうしても私が要る。まさか、検査項目にレントゲンがあるとは思わなかったので、懐中電灯は持参せず。大きく吸って息を止めて~という指示に、懐中電灯のランプが壁に当たっていれば息を止めてという簡単な合図になる。私がレントゲン写真を受けるときはマイ懐中電灯持参。
 今日は持ってこなかったので、「技師が手をあげたら、戻ってくるまで息を止めて」と説明し、被曝防止のため、私は外で待機。ところが・・・いくら待っても終わりません。「あの・・・手をあげたら、私のまねをして手をあげるんですよ」。「先生が手あげる、吐く、吸う バッテン!!戻ってきたら、オッケー!」こんな風に丁寧に話せば通じる。
 今度はMRI検査。なぜかMRIの技師は手話を知っていて、私の出番無しでうまくコミュニケーションできたそうです。MRI技師に手話ができる人が多いとはね・・・。ろう者とのコミュニケーションに困らないように検査でよく使う言葉を独学で学ばされているかも知れない。これは流暢な手話でなくても、すぐ通じれば本当に助かります。
 全国盲唖学校長会議に出席した鳩山一郎文部大臣(※)は、「ろう児も日本人たる以上国語の理解は大切であり、国民思想涵養(かんよう)のためにも全国聾唖学校では口話教育に奮励(ふんれい)努力せよ」との訓示を述べ、手話が明確に否定されたのは1933(昭和8)年。手話を使ったら、体罰とか今だったら訴訟の対象になるほどでも昔は平然とやっていた。そのマイナスをプラスに変えたのは日本で唯一手話で授業を行う明晴学園が2008(平成20)年に開校。
 聞こえない人は手話が自然な言語になり、発音がうまいとか、それほど価値はないに等しく、むしろ、社会で生きて行くには書記日本語が大切。
 ((※)政治家 鳩山由紀夫氏の祖父)
 ジロー、ふてにゃんとともに、きちんと治療を受けていれば治るものなので、そんなに心配することはありませんでした。

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