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永年保存が利く、中野駅MV5発行の熱転写インクリボンで印字された乗車券。なぜか、中野駅の北口や南口すべて旧式の「熱転写タイプ」が設置されていました。航空券も昔は国内線であっても上質な用紙に熱転写インクリボン。まず、航空会社がコスト削減のため、インターネットで予約したもので自宅にプリンターを持っていれば、QRコード付きのを印刷して持参。プリンターを所持していない方は、マイレージカードを空港の発券カウンターまたは券売機で引き換えが可能。そのときに出てくる航空券は薄っぺらな感熱タイプ。鉄道業界も2006(平成18)年頃から新しい端末(日立のMR32または沖電気のMEX)に更新するタイミングを見て感熱タイプに切り替え。
JR東日本管内で最後の最後まで残っていた熱転写タイプは 東北新幹線の七戸十和田駅。
→2019(平成31)年3月15日頃 撤去。
「元号」が平成のうちに、JR東海を除いてJR5社がすべて熱転写は全滅。
ただ、JR東海は5月1日からの「令和」に突入しても、東海道本線の主要駅では熱転写のMV35が稼働している駅があった。
ところが2ヶ月後の7月あたりから更新が相次ぎ、全国で最後の最後まで残っていたのは焼津駅。
→2019(令和元)年8月30日 撤去。
お別れを惜しむため、熱転写ファンの方が記念発券に訪ねる方が多かったとか・・・。
近鉄の鳥羽駅は自動改札機がずらりと並んでいるのに、JRの鳥羽駅は昔ながらの改札ラッチ。みどりの窓口のすぐ横に改札口なので、改札チケッターを入れてもらいました。3段目の「D」はDay-Time(昼間の10時から15時の間)。「M」はMorning、つまり始発から10時まで、「E」はEvening(夕方~終電)
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ここまで来るときは近鉄線、ここから初めての乗車となる参宮線。
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乗り心地やスピードは特急並みなのに、「快速」にしているのは近鉄線と競合しているため、特急や急行料金を徴収しないので、そちらに乗って欲しいということでしょう。
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キハ75を製造して第1号機。キハ75 1。新しそうに見えても、実際は1993(平成5)年製造なので、もう30年近く・・・失礼、26年でした。
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このあたりはすごい入り江なので、鉄橋を渡るときは左右とも海。
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鳥羽を出ると、(臨)池の浦シーサイド、その次は松下、二見浦なのに、2駅とも通過。
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山口県のなーにもない超ど田舎の「二見」の本家に着きました。山口のほうは三重県の夫婦岩に似ている岩があるのでそれをあやかり、「二見」という地名。その後、鉄道の線路が敷かれ、大正14(1925)年「長門二見」駅が出来た。二見の本家、「二見浦」駅は1911(明治44)年開業なので、山口県より歴史は古い。
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山口県の長門二見よりは立派。駅に降りるなり、写真を撮っていたら、車掌さんが私に駆け寄り「きっぷを回収しまーす」えっ!?ここ無人駅だったのかい!?昔、本家の二見を調べたところ、みどりの窓口があってマルス端末もあったはずなのに・・・。「すいませーん、記念に持ち帰ってもよいですか?」ちらっと確認し、「はい、どうぞ!」。中野駅発行の熱転写なので、遠くから来た変なオタク。つまり、再利用の恐れがないと判断していたかも。
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山口県の二見はノロマでまどろっこしいキハ40や47なのに、ここは特急並みの走行が可能なキハ75。
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行ってしまいました・・・。
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山口県の長門二見駅もこういう階段があります。ちょうど地下に潜るような感じに・・・。
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踊り場も同じですね・・・。