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十数年ぶりに対面かな?濱江丸(ひんこうまる)

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 初心者向け体験コースの休憩場所は、境浦。出発時点は扇浦なので、数キロの距離を2人で漕いだということになる。
 境浦といえば、小笠原のちょっとした観光スポット地になっているのは太平洋戦争中の1944(昭和19)年、父島近海で米軍の爆撃を受け、自力で境浦までたどり着ぎ、放棄されたままになっている。120m級の巨大船だったのに、少しずつ風化され、自然の力で解体されつつ。海面上に残った部分は少なくなりました。
 初めて泳いで濱江丸に接近したのは、2代目のおがさわら丸がデビューした年の1997(平成9)年。計算してみたら、今からもう22年前。海面上に残っている部分は大きく、和式の便器までも見られたんですけど、いまはもうすっかり崩れ落ちています。


 使用したデジカメは2011(平成23)年製造のDMC-FT3(パナソニック)。もう8年前の製品、ゴムパッキンが劣化していないか、出発前に湯船に沈め、検証。その結果、今でもまだ使える。
 今度は水中メガネもその頃に購入しているため、かなり劣化・・・。時々水が入ったり、すぐ曇ったりして水中メガネを装着しながらの撮影は厳しい。どちらも新しいものを買えばいいですが・・・「海に行く」のは年に1回、最近は2~3年ごと。ジジィになったから昔みたいに童心に返って海で泳ぐことはこの先、あまりなさそう??だから、新品を買うよりも昔使っていたものを利用。


 立ち泳ぎしながら、撮影。

 液晶モニターが見えづらい状態で撮ったため、ひも状のものが・・・

 75年前の残骸を確認しつつ・・・・

 40年前を比較。この写真は1979(昭和54)年に撮影されたものなので、ちょうど座礁40年目。船に樹木の種が付き、しっかりと生えていますね。

<<番外編>>

 1979(昭和54)年の入港中風景。今の新しい船も「あおがしま丸」だけど、村営時代も木の葉のように揺れる小さな黄色い船も「あおがしま丸」でした。黄色い船は1972(昭和47)年から1992(平成4)年まで20年間活躍。還住丸は、1992(平成4)年から2013(平成25)年まで活躍。21年間。今の新しい船は2014(平成26)年1月から。

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