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鬼怒川公園駅。
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次は野岩鉄道管理駅の新藤原なので、ここが東武鉄道として最北端の駅。
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駅名票がからりと変わり、ここから野岩(やがん)鉄道。最初は「のいわ」と読んでしまいそうですが・・・栃木県の令制国名である「下野国」の「野」と、福島県の中通りと会津地方の令制国名である「岩代国」の「岩」とから来ているので、栃木県と福島県にまたがる路線です。
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関東の大手私鉄、東武鉄道の最北端なので、交通系ICカードの利用エリアはここまで。野岩鉄道は新藤原から福島県に入って最初の駅、会津高原尾瀬口までの30.7キロ。会津高原尾瀬口から西若松までの会津鉄道は57.4キロ。
なんでそのようになったのか、歴史を紐解いていくと・・・・
東武日光から新藤原間は、下野電気鉄道が敷設したものを1943(昭和18)年に東武鉄道が買収し、東武鬼怒川線となった。
新藤原から西若松間は、国鉄線として敷設する計画はあった。
西若松から会津滝ノ原(現在は会津高原尾瀬口)までの国鉄会津線は1953(昭和28)年開業。
会津滝ノ原から新藤原間を国鉄野岩線として敷設工事が始まったが、赤字により、工事を凍結。第三セクターの野岩鉄道に引き継ぎ開業。
国鉄会津線は1987(昭和62)年4月1日にJR東日本の会津線として継承したが、わずか3ヶ月後の7月に第三セクターの「会津鉄道」発足。
いったん、「JR」に引き継いで間もなく第三セクターに転換されてしまったのは、千葉県のJR木原線がいすみ鉄道に転換、山形県のJR長井線が山形鉄道に転換。北海道も、「JR」に継承したとたん、儲からない路線として次々と廃線・・・。
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龍王峡駅。この駅名をみて、なんだか山梨県もあったような?とモヤモヤ。路線図を確認すると、中央本線甲府駅のとなりに「竜王」。マルス端末みたいにJR全線の駅名を頭にインプットしているわけではないんですが・・・。
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次第に緑が濃くなる風景が続き・・・
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川治温泉。
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野岩鉄道の電車なんですが、見た目は東武鉄道の旧型電車。