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明治36(1903)年建立の嘉例川駅舎

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 東京から新幹線だったら、鉄路で博多まで行ってそこから南下するわけですが・・・およそ1500キロ、最速の新幹線に乗っても最短6時間半もかかる。国鉄時代、小倉から東京まで0系新幹線で6時間くらいかかっていた。九州新幹線内を速度260キロ、山陽300キロ、東海270キロにスピードアップしているので、6時間半乗っていれば、もう鹿児島の時代になりました。しかし・・・飛行機のほうが東京から直線で鹿児島に着いてしまうので、あっという間です。
 東京発西鹿児島行きのブルートレインも東京駅を18時に出発し、西鹿児島に着くのは翌日の18時。今の「おがさわら丸」と同じくらいまるまる1日かかった。
 (東京~門司およそ15時間、門司~西鹿児島を日豊本線経由で9時間)
 
 飛行機はたったの1時間半!!(離陸から着陸までのフライト時間)搭乗手続き時間含まず。


 鹿児島空港からタクシーを捕まえて嘉例川駅まで行けるんですけど、4.8キロ。メーターは2300円くらい。ちょうど10時25分発のバスに乗れば、運賃はタクシーより10分の1、210円。

 嘉例川駅にバス停ができたのは、つい最近のこと。初めて来たときは、バスがなかったため、タクシーで行ったような記憶が・・・。

 バスから降りてみたら、ビックリ!!人がわんさか~!!

 1903(明治36)年、鹿児島本線の駅として開業。日本國有鐵道の前身、鐵道省が設計。

 登録有形文化財に登録されたという記念モニュメント。

 鐵道省から國鐵、そしてJR九州に引き継がれ、今年でもう115年。

 建物も、当時のままなんてすごいですな~!!

 旧駅事務室が展示室として開放されています。

 切符売り場の引き出し。硬券はさっと取り出すように窓口の斜め横。現金は引き出しの中。当時の1円札は今で言うと千円札と同じ価値かも。ということは・・・50銭=0.5円、1銭=0.01円、1厘=0.001円。引き出しにそれらの硬貨をお釣り用として備え付けていた、ということになりそう。

 人さえいなければ、明治時代の雰囲気が漂うかも・・・。

 昔は24時間体制で駐在なので、駅員さんのキッチン??

 年季が入っていますな・・・SANYOの旧ロゴマーク!!(赤いロゴマークが使われるようになったのは1986(昭和61)年から)

 駅員さんの宿泊用部屋かな?タタミになっていました。しかし、今は足の踏み場がないほど物置と化す。

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