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上野 → 札幌 は失敗。10時打ちでもダメでした。ならば、帰りの 札幌 → 上野 に再挑戦。
「しっかり頼みますよ・・・」と私は電波時計の秒針を見ながら、駅員さんは電話で時報を聞きながら・・・。
9時59分57秒、58秒、59秒、「今だ!」と念じたとおり、駅員さんも「発信」ボタン押下、瞬時に「¥33,580」と表示され、マルス端末のプリンターからチケットが!!「まさか!?」絶対無理だと思っていたのに!!と自分でも驚愕!!
カシオペアは全車両「A寝台」なので、動く豪華なホテルに変わりないです。あと2万5千出せば、1室しかない展望室なんだけど、1億円の宝くじを引くような確率なので非常に難しい。
A1はOKI電気製の端末。JRの予約装置を開発したのは日立なので、日立製(MRや@)なら簡単に取れるのでは?と今まで思っていましたが、OKI電気でも日立でも、予約サーバーに伝達するスピードは対等でした。
今まで北海道からの帰りは飛行機ばかりだけど、鉄路は初めてです。定刻とおり、9時25分、上野駅に到着してしまいました。正直に言うと、天候不良による遅延、7時間遅れでも8時間遅れでもずっと乗っていたい快適な空間。
車内備え付けのノートを見ていると、今日は大雨なので、24時間かけて上野に到着しました!!ずっと乗れてラッキーです!とか、そういった感想ばかりだったのはうなずけます。
札幌から函館までディーゼル機関車のDD51の2連、函館から青森間は青函トンネル専用のED79、青森からは上野間は、新型のEF510。2回も機関車を付け替えて、東京へ。サンライズ出雲や瀬戸は、電車なので、車両を動かす駆動装置が付いている車両を何両か連結し、先頭の運転士がレバーを引くと、後ろの何両か同時に駆動する仕組み。カシオペアは先頭の機関車が後ろの車両を引っ張ります。発車や減速するときのガクンと少し衝撃が来るのも特徴。ガクンとしない機関士さんの腕は相当なものでしょう。あんまりガクッ、ガクッと衝撃音ばかりしていたら、後ろの乗客は眠れなくなってしまう。今回のカシオペアは合格!でした。
中国山地縦貫旅(JR西日本)の続きと、今回の旅(JR北海道&JR東日本)。当分の間は交互アップしていきたいと思います。