
やけにトンネルが多いです。日本一秘境駅の北海道、室蘭本線にある小幌駅もトンネルとトンネルの間にひっそりと佇んでいると同じように・・・。

誰も利用しない秘境駅であっても、時刻表通り停車。

私みたいなヘンな客が安全に降りられたか、降りて確認。それにしてもホームは砂利だけど、ここはホームですよ、と示しているのか枠もついていますね。路面電車の停車場じゃあるまいし・・・。

汽車が出てしまいました。次に乗る予定の汽車が通過してしまわないか不安に駆られてしまいそうな風景ですが、ニッポンの鉄道は時刻表に掲載されたとおりに必ず汽車は停まってくれるはず。
上りの千頭方面は先頭の機関士さんが前の様子を見ながら操縦。下りの井川方面は後ろの機関車が押し上げるので、最後尾に運転士さんが乗務し、トランシーバーで連絡を取り合う。今回は千頭方面の上りなので、最後尾は無人でした。

ここに訪ねる手段は鉄道しかありません。クルマや自転車は無理。徒歩としたら、山道になるわけですがこの辺の地理に詳しくなければ遭難してしまいそうです。

駅舎は・・・えー、このあたり。さっき降りた場所のホームより、こっちのほうが立派だけど使われていないのか線路が撤去されている。小幌駅が1位になっているのは、雨風を凌げる待合室がない。尾盛はこのような小屋があるから2位になったんじゃないかな。実はこの小屋は鉄道関係者が利用するもので一般客が入ってこないように施錠されていましたが、もしも、熊に遭遇した場合はすぐにこの小屋へ避難できるように施錠はされていません。いつでも自由に入れます。内側のドアに鍵が付いていれば、鍵を閉めて熊の進入を防ぐように・・・。っていうか・・・熊は以外と臆病なので、わざわざ力ずくでドアを壊して小屋に入るような行為はしないと思いますが、身の安全のため鍵を閉めたほうが精神衛生によろしい。尾盛駅の話は長く続きそうです・・・。