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Channel: 東京アイランド
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遊び心たっぷりのホビートレイン

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 0系新幹線をかたどった、ホビートレインだからといっても新幹線特急券や指定席券などは不要~。普通乗車券のみで乗れてしまいます。普通列車として割り当てられていますが・・・利用者のほとんどは沿線の住民。車内の装飾もかなり目立っていて、落ち着かない雰囲気。ヘンテコな汽車よりノーマルのほうがいいわ、と思っているかも知れない。

 改造を受けたのはキハ32 3。本州ではあまり聞かない形式名ですが、実はキハ54と同じく、国鉄が経営基盤の弱い三島会社への置き土産として赤字が膨らんでいても、国民の税金で多量製造されたものです。1987(昭和62)年3月31日までは日本国有鉄道。翌日からは新会社のJRに移行するため、駆け込み製造。「さよなら日本国有鉄道」とか国鉄は全国に6つと貨物に分社され、西日本は青色、お隣の九州は赤色になるとか、テレビで何度も放映され、4月1日から新しいものが来る!!と子供心ながら想像を大きく膨らませ、ものすご~く期待しながら、当時住んでいた何もない田舎の駅に出向くと・・・汽車の側面に白いJRのロゴマークが貼られただけで、あとは全然、変わらない。
 JR北海道向けにキハ54 500番台、JR四国向けにキハ32、キハ54 0番台、JR九州向けにキハ31。あれから30年。JR九州は株式上場になり、キハ31は後藤寺線とかマイナーな路線に追いやられ、非電化区間、電化区間どちらでも使えるハイブリット型電車を開発し、筑豊本線に導入。

 ホビートレインなので、車内にプラレール。

 JR四国なのに、JR6社の新幹線や特急などが飾られていました。ライン色がラベンターなので、北海道のH5系かと思ったら、ロゴマークは「はやぶさ」。

 こちらは500系新幹線。西日本が開発したもので、山陽新幹線で初の320キロ運転として導入されたものですが・・・JR東海とJR西日本で共同開発した700系との仕様が違い過ぎる。JR東海が500系を嫌い、2010(平成22)年、東京直通を取りやめにした。今は320キロも出せるのに、西日本自社内で細々と活躍中。1998年登場なので、もう20年か・・・。新しいもの好きの私はデビュー直後、時刻表に載っている500系を選んで田舎に帰ったり、東京に戻るのもこの車両にしたのに。

 真新しい山手線のE235系ですよ!!

 出目駅。出を「いず」と読む駅名は、いわずと知れた出雲市駅。もう1つも、九州にもあった。九州新幹線の出水(いずみ)駅。仙台と読みが同じ川内を出て、次の駅。JR四国の駅名票は都道府県名、市町村名入り。ここは愛媛県内。

 よしのぶ 駅でーす!男性の名前になっていますね。

 似たような田舎の風景ばかり続くせいか、どのあたりが県境なのか全然気づきませんでしたが・・・調べてみたら真土までは愛媛県。この先は高知県。つまり、愛媛県に行って、高知県に逆戻り。

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