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東萩駅みどりの窓口8月31日終了

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 ついに山口県内の山陰本線、みどりの窓口があるのは幡生(はたぶ)を残してすべて空白地帯。長門市駅も「みどりの窓口」が無くなった代わりに、話せる券売機プラスが設置されました。インターネットで予約した特急券等を券売機で引き替える分は決済に使ったクレジットカードを挿入してタッチパネルで操作するだけで発券できます。しかし・・・鹿児島中央から東京都区内まで。日豊本線で大分、大分から久大本線で久留米、久留米から鹿児島線で原田。原田から筑豊本線で新飯塚。後藤寺線と日田彦山線で城野。城野から・・・・とジクザクな乗車券はタッチパネルでは無理です。オペレーターさんと対話式で発券すると聞いただけで、ろう者はどう対応するんだろうかと思ったら、今の新しい券売機はかなり進化しており、障がい者の方、外国人の方でもすべて対応が可能とのこと。
 申込書や証明書などを置くスペースに筆談のメモを置けば、カメラでオペレーターさんの画面に映し出され、券売機を通してオペレータさんの顔が見えるので、対面販売と同じような対応が可能。音声の代わりにオペレーターさんがキーボードに打ち込んだ文字を券売機で表示されるとのこと。オペレーターさんも手話ができて、手話で会話して発券が1番理想的ですけど、実現できるのはいつになるのやら・・・。視覚障がい者の方も、受話器で申し込みたいきっぷの内容を話し、決済の段階になれば、券売機に貼られている点字案内表示に従い、現金やカードでも支払いも可能になっています。
 外国人がいらした場合は、外国人の話す言葉をAIが日本語に変換して、オペレーターさんの音声をAIが外国語に翻訳して表示。昭和や平成時代では考えられなかったことを、令和になった現代はそれが当たり前のように実現できています。2005(平成17)年頃、JR東日本管内で導入された「もしもしカエルくん」はかなり不評に終わり、普及することはなかった。話せる券売機というネーミングを見ただけでろう者は使えないじゃないか!?って蔑ろにしてしまいそうですが、実際は違っていました。せめて「バリアフリー対応話せる券売機」って名称を変えればいいのに。

 話せる券売機を筆談で使ってみたの記事は こちら

 長門市駅は上記の話せる券売機プラスが設置され、それまでと同じくカメラを通じての対面が可能になり、すべてのバリアフリーに対応しているのなら問題はないけれど、東萩駅はそれに代わるものは置かれていなくて、9月1日からは萩市役所の職員に委託。対応可能なのは、乗車券、回数券、定期券のみ。おそらくPOS端末になるんですけど、指定席や特急券の対応はしない。全席指定席の観光列車○○のはなし号は東萩が始発だけど、指定席はどうするのか気になるところ。
 萩市内にマルス端末のオンライン回線が消滅してしまうわけだけど、益田までずーっと空白地帯。益田駅も「みどりの窓口」が撤去され、話せる券売機プラス設置。益田の次は浜田。浜田駅も同じく話せる券売機プラス。かつて三江線への乗り替え駅だった江津駅にやっと「みどりの窓口」。出雲市駅も寝台特急サンライズ出雲の始発駅なのに、「みどりの窓口」は撤去され、券売機プラスに。あまりにも合理化が進みすぎる。カメラを通じての対面よりも、生身の駅員さんのほうがちょっと安心と思うんですけど、もはや新しいものに順応できないジジィになってしまったかも知れない。


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