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続いて・・・国鉄時代の風景印発掘

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 友人からの情報ではソラマチ(東京スカイツリー)の中にある郵政博物館で謝恩セールをやっているとのこと。それでいくつかの興味のある風景印をゲットできたとのことです。
 まずは・・・・

 昭和62(1987)年1月1日の「小笠原」風景印。昭和62年1月といえば、国鉄時代末期のもの。100から87を差し引くと13。今年は21なので、13と21で34。いつもこの方法で暗算。もう34年前なのに、はがきの保存状態が非常によかったせいか劣化は見られず。
 今の風景印は、クジラが描かれているので、途中で意匠は変更。

 1番驚いたのはこれ。小笠原と同じ日、昭和62年1月1日の青ヶ島。風景印のデザインは34年経っても意匠は変わらず。長く使われるほど印影がつぶれてしまい、新しいものに交換するのも当時の意匠のまま引き継がれています。

 青ヶ島と同じく昭和62年1月1日の御蔵島。エビネの花、カツオ鳥のデザイン。御蔵島ではカツオドリをオオミズナギドリと呼ばれています。覚え方は大きいに水、凪ぎ、鳥。御蔵島は2008(平成20)年、伊豆諸島全島制覇するのにゴールの島でした。まずは中学のときに大島。大島で飛び石伝いでこの先もずっと島が続き、最後は小笠原。米粒のようにポツンと浮かぶ青ヶ島の存在を知ったのもその頃。興味のターゲットは青ヶ島と小笠原に絞り、伊豆大島の次は利島、新島、式根島、神津島・・・と南下しながら訪ねるところを、いきなり、小笠原。南の島から片付く形で小笠原の次は青ヶ島、八丈島、三宅島、利島、(その間に何度も小笠原や青ヶ島にリピーター)、神津島(20代のときは赤崎の飛び込み台も怖くなかったのに、2度目の来訪時は恐怖感が・・・)、式根島、新島。気がつけば御蔵島に上陸してしまえば、東京の離島で有人島は全部制覇。
 「若気の至り」という言葉があるとおり、20代はかなり好奇心旺盛で北朝鮮の国境近くまで出かけるとか行動力が凄まじいエネルギーを持っていた。ジジィになってもあの頃のエネルギーを持続できるわけではなく・・・。
 各島とも独特とした文化が根付いていて、食事の内容もその島の特産物なのでどの島でも美味しくいただけました。

 昭和天皇が御存命だった頃の宮内庁内郵便局の風景印。昭和から平成に切り替わる頃は、国民が喪に服していたため、改元のための風景印収集も自粛していたと思いますが、平成から令和に切り替わる頃は「譲位」なので、平成最後の消印、31.4.30 18-24や、令和初日の1.5.1 0-8 の消印を収集に走り回るマニアを門前払いにするため、時間外のゆうゆう窓口では「改元を理由とする記念押印はできません」とポスターで告知。平成最後の数分前(平成31年4月30日23時50分、当時24時間営業だった千葉中央郵便局。今は憎たらしい中国のせいで時間短縮。24時間営業ではない)、それを知らされ、「郵便に差し出すものなら、消印は押しますけどどうしますか」と言われ、作戦変更。
 
 平成最後のチョンボ 記事は こちら 

   当初考えていた記念押印は、「ありがとう平成 こんにちは令和」の台帳。
  昭和34年のご成婚記念の上皇ご夫妻の肖像の切手に  31.4.30 18-24の記念押印
  平成5年の今上天皇ご成婚記念のご夫妻の肖像の切手に  1.5. 1   0-8の記念押印の ところを・・・
  実逓便として、2つとも 31.4.30 18-24。上皇ご夫妻に31.4.30 18-24は合っているけど、
 今上天皇が即位する数分前の皇太子時代の日付。かなり失敗しました。

ブログに載せたいと返事したら、きれいに1枚ずつ撮り直してくれました。友人は年季の入った資料や収集・保存、調査などの資格を有する学芸員に匹敵するほど永年保存のテクニックを持っているので、非常にレアなものを友人のところに渡って本当によかったと思います。


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