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明治の鉄道院時代からずーっと変わらずの駅名票。もし、JR九州様式の駅名標に付け替えてしまうと、駅舎の雰囲気からにするとミスマッチになってしまう。
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大阪環状線の寺田町駅。環状線専用のネガポジを反転する標準デザインだけど・・・(2017年3月撮影)
(ネガポジを反転=背面は真っ黒で文字は白色)
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改築工事中に発掘!!歴史を語る貴重なものとして、ふさぐようなことをせずスケルトンで覆われています。(現在でも見られます)
昔は手書きで駅名看板を作成していたので、かなり味があって素晴らしい。
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肥薩線で最も高く標高約536.9メートル。東京スカイツリーの高さはとても覚えやすい。武蔵の語呂合わせ、634メートル。スカイツリーのてっぺんより100m下がったところがこのあたり。第2展望台は450メートルなので、底から見える高さより超えていると考えればいいかな。
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人がわんさかーだけど、ここに来たら是非、見ておきたいところは・・・・
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人吉市SL展示館。「人吉市」を冠しているので、人吉市が管理しているところ??と思い、人吉市役所ホームページを調べたところ、肥薩線について積極的に発信中。
•百年レイル・肥薩線の旅ホームページ
肥薩線について、もっと詳しく見られますので、興味のある方は御覧になってください。
SL人吉号の58654の履歴書は・・・
1922(大正11)年)山口県の日立製作所笠戸工場製。
1922(大正11)年12月26日 浦上機関庫に配置され、長崎本線で使用された。その後、九州各地を転々としたのち、
1949(昭和24)年 6月21日付で西唐津機関区に転属し、唐津線で使用された。
1961(昭和36)年 4月20日には唐津線でお召し列車を牽引。
1964(昭和39)年 若松機関区に転属し、筑豊各路線で使用。
1968(昭和43)年 人吉機関区に転属
1975(昭和50)年3月31日 湯前線での使用を最後に廃車。
肥薩線矢岳駅前の人吉鉄道記念館(人吉市のSL展示館)に展示されることになった。新製から廃車までに走行した距離は300万キロ余り。
鉄道院から国鉄に至るまで53年間活躍して廃車。
1975年から1987年まで12年間は屋根付きの展示館で静かに過ごす。
1987(昭和62)年 国鉄が解体し、九州旅客鉄道株式会社発足。
「1989年の門司港開港100年と九州鉄道100年の記念イベントとして蒸気機関車を復活させよう」という北九州市長 末吉興一と、JR九州社長石井幸孝との約束により、SL復活プロジェクトチーム発足。
当時、九州各地で50台以上の動態SLが保存されていたが、どれも野ざらしで保存状態がよくなかった。人吉市が屋根付きで保管している58654号が極めて保存状態がよく、復活に選ばれた。
小倉工場へ搬送され、12年間の眠りが目覚めることに・・・。
1988(昭和63)年 豊肥本線のSLあそBOY号として就任。
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2005(平成17)年 17年も活躍していると、もう部品などに老朽化が進み、自力走行不可能。故障に備え、ディーゼル機関車が補助に付けるほど。
運用は離脱し、動態のまま保管。
安楽死はさせまい!!部品を新しくしてなんとか復活を!!と製造元の日立製作所に図面はあるかどうか照会をかけたところ、奇跡的にありました!!
2007(平成19)年 4億円を投じ、図面を基に修復工事。
2009(平成21)年 SLひとよし号として復活。部品を新しくしているけれど、今年で96歳になる58654号。
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屋根がついていて、大切に保存されているので、復活させようとその気になればいつでも動けるようです。この建物に入ったとたん、蒸気機関車の油がもわーんと漂いました。動輪を動かせるのに油は欠かせないもの。
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建物内で特産品発売中。九州旅行1日目。そんなにたくさんのお土産を抱えながら持ち帰る、ということができないので見るだけ。あの・・・矢岳駅の入場券でも売っていれば記念に持ち帰るのにな・・・。
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現在は駅本屋から1線のみだけど、昔はいったん通り過ぎて、バックしながら入線するスイッチバック跡地?